どこにあるの「ラブ×ドック」スクリーンの中だけ?
2018年5月リリースの「ROMNCE」は映画「ラブ×ドック」の主題歌です。ラブのドック、1回聞いただけではナニを意味しているのか良く分かりませんでした。
でも再度よ~く見てみました。ドックは人間ドックのドック。人間ドックなら聞いたことありますよね。
普段気がつきにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックする健康診断の一種。「ドック」は船渠(船を修理・点検するための設備)を意味する英語dockに由来するため、「人間ドッグ」は誤表記である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/人間ドック
恋の専門医が予防してくれる?
悪くなる前に予め防ぐ、予防は健康のためにはとても大切なことです。
基本的項目には体重測定や血液検査がありますが、今回のタイトルは「ラブ×ドック」です。
恋の健康診断はどんな数値でどんな判定をするのでしょうか。
過去の恋が古傷になっていないか・今の恋は心と身体に良いのか・将来的に恋はどの方向に行くのか、数値で分かれば恋に積極性が出るかも。
残念ながら今現在恋を診察してくれるお医者さんはいません。
でもダメージを受ける恋を避けることができたら、悪い恋を予防できるなら、好きになるメンタルにブレーキは必要なし。
人間ドックを受けながら「黒い恋の予防法」を思いついた、なんてのは想像力を働かせ過ぎでしょうか。
映画「ラブ×ドック」が監督デビューとなった作家さんはきっと健康に気を遣う人です。さてどなたでしょう?
漫画や小説の原作は無し、ストレートなストーリー
映画「ラブ×ドック」の監督は放送作家の鈴木おさむさんです。映画は2018年5月に公開されました。
映画制作は脚本だけの参加経験がありますが「ラブ×ドック」は初監督作品、もちろん脚本も担当しています。
バラエティー番組では次々とヒットを連発する鈴木おさむさん、才能が帽子を被りシャツを着て歩いているように見えます。
最近の映画は小説や漫画など原作があるものがほとんど。でも今回の「ラブ×ドック」に原作はありません。
鈴木おさむさんオリジナルストーリーです。
自分の好きな作品が映画化やドラマ化された時に、演じる役者さんと自分のイメージが違うという経験、誰にもありますよね。
納得がいかなくて上映中ズーっと『なんか違う!!』と心の中で叫んでいた結果、気が付けばエンドロールなんて残念です。
初監督として、見る側にストレスなく映画を楽しんでもらうことも意識したのでしょうか。
今回加藤ミリヤさんは『ミュージックディレクション』として「ラブ×ドック」に参加。
鈴木おさむさんの初監督作品を支える音楽は加藤ミリヤさんが担当しています。
テーマ○○のMVをここでご紹介
眩しいほどに輝くメリーゴーランドとエロチックな衣装の加藤ミリヤさんでスタート。
白い衣装のダンサーたちが取り囲むシーンと対照的なダンスシーンが交互に映し出されます。
全身を赤い衣装で包んだ加藤ミリヤさんの周りで全身黒のダンサーたちが踊ります。
赤は恋をしている心、黒は割り切れない心なのでしょうか。
歌詞にある恋を表現するシーンは無表情を装いつつ、それぞれの気持ちが見えます。
全員で踊るシーンはステップと切れの良さで赤と黒の対比を見事に表しています。
1人で踊る時も大人数で踊る時も、気持ちが込められていないダンスは見る人を魅了しません。
気持ちのこもったダンスに思わず見とれてしまいました。
○○に当てはまるものは
クラシック・モダン・ヒップホップにカテゴライズされないと、コンテンポラリーダンスと呼んでしまうのかもしれません。
今回のダンスシーンはカテゴリーを決めたくないエンタティメント。
MVにテーマを付けるとしたら何がピッタリくるのか、悩みました。
「ROMANCE」で踊る赤と黒と白。光を放ち続けるメリーゴーランド。○○では収まりません。
歌とダンスが作り出した『永遠に恋するDNA』をテーマとさせていただきます。
(長過ぎですね。ダンスがあまりにもカッコよくてまとまりませんでした。)
それではお待たせしました。主題歌「ROMNCE」4分43秒の恋物語、第一章の始まりです。
序章から盛上げていきます
永遠に会えない こぼれる愛も祈りも
思い出は褪せない いつまでもそばに感じるの
出典: ROMANCE/作詞:MILIYAH 作曲:MILIYAH
加藤ミリヤさんの声だからこその歌い出しです。恋のお話に相応しい始まり方ですね。
内容は少し悲しい気持ちを歌っています。今の自分の心理状態は決して明るいものではありません。
自分が望んでいる幸せは、心から愛して愛を続けることなのに、いつも途中で終わってしまう。
その時恋をして愛を育てたことは過去のことだけど、セピア色にはしていません。
色や光はその時のままで心に残っています。つい昨日のことのように自分の心の中にいます。