2人組ラップユニットのデジタルシングル!
本日は女性2人組ラップユニット、chelmicoの「swich」を紹介します。
この曲は、2019年5月に各種音楽サイトにて配信専用でリリースされました。
後に発売されたアルバム「Fishing」にも収録されており、CDでも聴くことができます。
四月一日さん
「switch」はテレビドラマ「四月一日さん家の」のオープニングテーマとして放送されていました。
出演者が全員バーチャルYouTuberというちょっと変った設定で話題になったドラマです。
ちなみに「四月一日さん家の」は「わたぬきさんちの」と読みます。
非常に珍しいですが、実在する日本の名字だそうです。
かつては、冬の間に防寒として着物に詰めた綿を旧暦4月1日に抜いていた。ここから、「四月一日(四月朔日)」と書いて「わたぬき」と読む姓が存在する。富山県に多い。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/四月一日
では、早速歌詞の内容に入っていきましょう。
テンポ良く始まる1番
パーティーしよう
ラララララララ今日も
パパパパーティーしよう ベイベー
出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko
「ラ」の連続、「パ」の連続でとてもリズミカルなスタートです。
パーティーが始まるワクワクとした感じがありますね。
それぞれのさじ加減で
バレないように遊ぼう
出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko
そしてちょっと不思議なのが「それぞれ」や「バレない」という言葉。
「パーティー」といえば、みんなで集まってわいわい楽しむのがセオリーのはずですが…。
それぞれ単独行動をするということでしょうか。
解釈としては「全体の進行を乱さない範囲で、各々アドリブも楽しもう」ということなのかもしれません。
3人生活
New days 三人生活
たまにもめても 問題ないよ
そっちはどうよ
上から見てるかな?
笑っときゃオッケー
そういえば
ねえねえアレってどこにやったっけ?
出典: switch/作詞:Rachel・Mamiko 作曲:ESME MORI・ryo takahashi・Rachel・Mamiko
ここからはラップになります。
「ないよ」「どうよ」と「オッケー」「やったっけ」では韻を踏んでいますね。
さて、内容を読んでみると、3人での新生活が始まったと誰かに報告をしています。
そして、その相手の近況も尋ねています。
ただ、4行目を見るとちょっと違和感があります。
「上から」というのはどういうことでしょうか?
これはもしかしたらなのですが、「そっち」というのは天国のことではないかと思いました。
つまり、天国にいる相手の方に「こちらは楽しくやっているよ」と伝えているのです。
そして下の2行は、その方が遺してしていったもの。
単純な「忘れ物、落とし物、無くした物」という雰囲気ではない気がします。