障子側が上座
みなさん、床の間をご存知ですか?
”天照大御神(アマテラスオオミカミ)”などの掛け軸を飾るアレです。
生け花を置いてもいいでしょう。
隣接して脇床があったりもします。
実はMV「床の間正座娘」に床の間は一回も出てきません。
障子や畳は出てきます。
歌詞にあれだけ”床の間で~”と歌っていながら、MVには登場しません。
それだけ日本から床の間が衰退したのでしょう。
ちなみに白間美瑠が正座をしているシーン。
背景が障子になっています。
出入口は一般的に襖で仕切られています。
障子と襖しかない和室では障子が上座。
これは婿入り養子としての結婚を暗示しているのかもしれません。
仮に嫁入りするなら上座につくことはありません。
背景は必ず襖になるはずです。
難波の女性は常に男性より強いのです。
センターは白間美瑠(しろまみる)
個性の強いキャラ
「床の間正座娘」でセンターを飾ったのは大阪出身の白間美瑠。
AKB総選挙の演説でも分かるように非常に個性的なキャラです。
大阪らしさ全開で自分をアピールしています。
そんな彼女がMV「床の間正座娘」ではおしとやかに登場。
目を瞠った視聴者もいることでしょう。
振付はCRE8BOY(クリエイトボーイ)
幅広く活躍
AKBグループを中心に振付を行っているユニット。
他にも劇団4ドル50セント、青春高校3年C組、乃木坂46などを担当。
2012年に結成され、アーティストを影で支えています。
振付には遊び心があり、見ていて楽しいものばかり。
アーティストだけでなく、旭化成のCMなどでも活躍しています。
アーティストばかりで振付師に光が当たることは少ないです。
しかし、数多の歌手と接していることから必要不可欠の存在です。
アイドルばかりでなく、振付師に注視してみるのも面白いでしょう。
バックには電動ガルウイングのスポーツカー
ナンパの象徴
硬派な振付がある一方で流行りのスポーツカーが使われています。
電動ガルウイングの自動車です。
少しMVを見ていると気づく人もいるでしょう。
ボディカラーはグリーン一色でナンバープレートには”NMB48”の文字。
軟派な風合いのスポーツカー。
硬派なタイトルの「床の間正座娘」。
その対比が見事にMVに表現されています。