「虹とスニーカーの頃」とは

今回ピックアップした「虹とスニーカーの頃」は、チューリップ円熟期の楽曲として多くの人から人気を集めている作品です。

ただ「虹とスニーカーの頃」は最初のリリースからすでに30年以上経っているので、まずはこの楽曲の基本情報からお伝えしていきます。

「虹とスニーカーの頃」が聴いてみたい!

先ほど、この楽曲は最初のリリースから30年以上経過していることをお伝えしました。

今もこの作品のファンは多いのですが、中には“タイトルは知っているけどちゃんと聴いたことはない”という人もいますよね。

そこで最初に、この楽曲がチェックできるYouTube動画を貼っておきます!

できるだけリリース時期に近い動画を探してきたので、当時のバンドの雰囲気やメンバーの様子も一緒に感じてもらえたら……と思います。

ライブ動画です。 メンバーそれぞれが若いです!

こんな“青春CM”にタイアップされていました!

チューリップの楽曲は「虹とスニーカーの頃」以外にも、多くの楽曲がCMタイアップになったりドラマの挿入歌になったりしています。

これは新曲だけでなく、これまでに発表された楽曲についても同様です。

チューリップの楽曲はきっと時代を越えても色褪せない魅力があるからでしょうね!

ここでは下に1993年頃に“ダイドーブレンドコーヒー”のCM動画を貼っています。

このCMは3つのシリーズが作られ、「魔法の黄色い靴」「虹とスニーカーの頃」「青春の影」の3曲に添った内容のCMが流されました。

今見ても素敵なCMなので、この機会にぜひ見てみてください♪

1993年頃のCMです。 根っこにある気持ちは今と変わらないですね。

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これぞ青春!「虹とスニーカーの頃」の歌詞はこちら♪

チューリップの曲の中でも歌詞のインパクトが強いといわれる「虹とスニーカーの頃」。

ここからはこの楽曲の歌詞を独自解釈と共にご紹介していきます。

※2回目以降に出てくる歌詞のリフレイン部分はカットしています。

わがままは 男の罪
それを許さないのは 女の罪
若かった 何もかもが
あのスニーカーは もう捨てたかい

出典: https://twitter.com/70s90s_JStream/status/536870182648836096

「虹とスニーカーの頃」といえばこのフレーズです。

“わがままは 男の罪”・“それを許さないのは 女の罪”。

この2つの対比部分だけで、この楽曲が青い恋について歌っていることがうかがい知れます。

楽曲の主人公は男性でしょうが、彼は何かのきっかけで、元カノのことを思い出したような感じがします。

元カノが写っている写真を見たのか、元カノが履いていたスニーカーをたまたま街中で見つけたのか……。

とにかく彼は“元カノ”を思い出して、お互いに幼かった昔の恋を振り返っているようです。

白いスニーカー 汚さないように
裸足で雨の中 僕等は歩いた

出典: https://twitter.com/hikoneko/status/6555803475

雨だけど白いスニーカーを汚したくなくて“裸足で歩く”若い恋人同士。

周りは奇異な目で見るかもしれませんが、2人にとってはこんなことすら楽しくて愛しい時間なのだと、伝わってくる気がします。

ただ筆者にはここの部分って物としての“白いスニーカー”についてだけ歌われているのではない気がします。

“白いスニーカー”は“純粋な自分たちの恋心”を表しているように思えるんですね。

純粋な心を守りたくて、彼らは周囲にどんな目を向けられても2人の恋を貫こうとしているように感じています。

びしょびしょぬれの トレーナーが
乾くまで抱き合った 夏の昼下がり

出典: https://twitter.com/rembrantchan/status/496201864480714752

夏という季節にトレーナーって何だかちぐはぐな気がしますよね。

でもこのトレーナーが部活などでそろえているトレーナーだったりしたら、“夏の昼下がりのトレーナー”もあり得る光景な気がしませんか。

もしくは彼女は彼の家に泊っていて、彼から借りられる服がトレーナーしかなかったのかもしれません。

ここからも、彼ら2人がまだ若くて、ありあわせの物を持つだけの年代であることが伝わってきます。

白く浮かんだ 水着のあと
指先でなぞれば 雷の音
窓辺から 顔をつき出して
虹をさがしてた 君を覚えてる

出典: https://twitter.com/HideOgata/status/766120187565178885