モーニング娘。の『LOVEマシーン』はどんな曲?
モーニング娘。の7枚目のシングル
『LOVEマシーン』(ラブマシーン)は、1999年9月9日に発売されたモーニング娘。の7枚目のシングルで、累計164万枚を売り上げ、モーニング娘。のグループ初のミリオンセラー達成曲になりました。
オリコンカラオケチャートでは、当時の新記録である17週連続1位を記録しました。
この曲はモーニング娘。としては最大のヒット曲になりました。
現在まで、女性アイドルグループの史上最大の売上枚数となっています。
『LOVEマシーン』は、1999年12月31日、第41回日本レコード大賞「優秀作品賞」・「作曲賞」を受賞し、2000年3月15日には、第14回日本ゴールドディスク大賞「ソング・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
モーニング娘。のイメージを一変
モーニング娘。の前作「ふるさと」の不振を受け、プロデューサーのつんく♂が明るい曲をと提供したのが、この『LOVEマシーン』でした。
この曲をダンス☆マンが編曲し、それまでのモーニング娘。のイメージを一変させ、これにより、非常にコミカルな要素を含むポップなダンスチューンの路線が定着しました。
シャ乱Qの没になった曲
元々この曲はシャ乱Qの没になった曲で、1993年に制作されたデモテープは、つんくがギター一本で演奏し、鼻歌を入れたもので、その際の仮タイトルは「まんじゅう娘」でした。
しかも、サビで「おっぱい」と連呼するというダサイ曲であったため、メンバーに猛反対され、お蔵入りとなったそうです。
なお、このエピソードは、「アーティストの嫌うダサイ曲こそヒットする」という持論とともに、語られているそうです。
8人のモーニング娘。
『LOVEマシーン』は、元々は、1999年9月9日に、9人のモーニング娘。による歌として発売される予定でした。
しかし、メンバーを2人増員して9人にする予定でオーディションを行ったところ、追加メンバーオーディションの合格者が「1人だけレベルが違いすぎる」という理由で後藤真希1人になったため、8人のモーニング娘。で歌うこととなったそうです。
『LOVEマシーン』のパフォーマンス
様々な場面でのパフォーマンス
『LOVEマシーン』は、時にはアレンジを加えて、様々な場面でパフォーマンスされたりすることがあります。
そのいくつかを、ご紹介しましょう。
通常、モーニング娘。がこの曲を歌うときは、オーバーの衣装を着ていますが、1999年12月19日に放送された、『オールスター忠臣蔵まつり』に出演したときは、和服を着て歌いました。
2000年8月に放送された『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』では、「日本手話バージョン」が披露されました。
2003年12月29日放送の『SMAP×SMAP』では、SMAPとのコラボによるモーニング娘。メドレーの1曲として、歌詞の一部「あんたもあたしも」を、「SMAP5人も」に変えて歌いました。
『第56回NHK紅白歌合戦』アンケート「スキウタ」投票にて総合では第4位、紅組(女性)では第1位を獲得し、ハロー!プロジェクトに在籍する卒業したメンバーを含めた19人のメンバーで、この曲を披露しました。
CMの替え歌
この曲は、替え歌としてCMにも使われています。
NTTコミュニケーションズのCMで、吹石一恵がこの曲の替え歌を歌いました。
2011年にtoto BIGのCMで、森三中が替え歌を披露しました。
2014年にアサヒ飲料の『十六茶』のCMで、新垣結衣が替え歌を披露しました。