少年・宮本浩次の名曲!

宮本浩次【はじめての僕デス】歌詞の意味を解説!平均点の良さって何?平凡な自己紹介のおもしろさに迫るの画像

宮本浩次といえば、2018年からソロでの活動が盛んなアーティストです。

そんな彼は幼い頃、合唱団に所属していました。

今日紹介する「はじめての僕デス」は、1976年リリース。

宮本浩次は当時10歳の少年でした。

「はじめての僕デス」(はじめてのぼくデス)は、日本の歌。1976年8月-9月に、NHKの音楽番組『みんなのうた』で放送された[2]。作詞:関沢新一、作曲:中村勝彦、歌:宮本浩次。宮本の実質的なソロデビューシングルである。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/はじめての僕デス

この曲は新たに引っ越してきた少年が主題になっています。

自己紹介から始まり、家族の雰囲気まで。

もちろんこの内容は宮本少年とかぶるところがあります。

この曲に出てくる「平均点」とは何を意味するのか。

平均点を取りにいく生き方とはどんなものなのか。

そのような部分を解説していこうと思います。

宮本浩次ファン必見です!

平凡な少年の自己紹介!

独特の言葉遣い

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今度越してきた僕デス
はじめまして ときちゃうんだ

出典: はじめての僕デス/作詞:開沢新一 作曲:中村勝彦

この曲は終始独特な言葉遣いで語られます。

この歌詞にある「こんど」とは、「最近」などと近い意味です。

また、「きちゃう」と言うのは私たちがいつも使う「来る」とは違う意味です。

あってもなくてもいい、助動詞のような使い方をしています。

これらの言葉遣いは「引っ越してきた」ことを強調するための表現でしょう。

後ほど登場する少々荒々しい言葉遣いも「田舎者」を強調するためだと思われます。

これから少年の自己紹介が始まります。

秀でたものがない

宮本浩次【はじめての僕デス】歌詞の意味を解説!平均点の良さって何?平凡な自己紹介のおもしろさに迫るの画像

勉強それほど得意じゃない
喧嘩もそれほど強くない

出典: はじめての僕デス/作詞:開沢新一 作曲:中村勝彦

さて、自己紹介の内容をみていきます。

どうやらこの引っ越してきた少年は何か秀でたものがないようです。

ここでポイントなのは、「苦手だ」とはいっていないこと。

きっとそれなりにはできるのです。

勉強だって「みんなと同じくらい」ならできる。

喧嘩も「弱い」わけではない。

この言い方がこの曲の歌詞解釈のポイントになってくると思います。

この少年は、いわゆる平凡な少年です。

「普通」という個性を持つ少年

子供が日曜日を好きな理由

月火水木 1週間
中で日曜が大好きで

出典: はじめての僕デス/作詞:開沢新一 作曲:中村勝彦

この部分の歌詞はとても気づきを得られます。

まず、少年が日曜日が1週間の中で一番好きだという訳。

これはこの歌詞に出てくる少年だけでなく、世の少年少女の大半だと考えられます。

何故でしょうか。

父親がどこか遊びに連れて行ってくれるから。

仮面ライダー・戦隊物などの好きなテレビ番組があるから。

たくさんのことが考えられるでしょう。

そうです、明日から学校があることに憂鬱を感じていないのです。

きっとこれを読んでいるあなたもそうだったのではないでしょうか。

金曜日に学校が終わり、土曜日を心ゆくままに楽しむ、遊ぶ。

その勢いを保ったまま、日曜日も遊ぶ。

好きなテレビ番組を見たり、テーマパークに連れて行ってもらったりして楽しませてもらう。

そしてぐっすりと眠り、月曜日は学校へ。

小学校高学年くらいからでしょうか。

私たちの感覚は日曜日=次の日が学校の日となってしまっているのではないでしょうか。

社会人で日曜日が好きという人も少ないようです。

子供時代の日曜日を愛していたあの純粋な気持ちが蘇るようですね。

「普通」だと胸を張れる