心に沁みる名曲
ミセス好きイチオシ
過酷な環境で生きる人々
歌詞は、1つの壮大な物語のように綴られています。
物語の世界に身を置き、音楽鑑賞を楽しめるでしょう。
砂舞うは夏の花の様で
滴る水は海へ戻る
その花散る頃夢思って
また日照りが心を戻す
出典: Folktale/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
歌い出しの部分です。
「砂」や「日照り」。
冒頭に並ぶ言葉の数々からは、荒廃した土地の様相を感じ取れます。
花が咲かず、砂地が広がる過酷な環境下。
そこに居住する人々は、滴り落ちる汗を拭いながら気高く生きています。
いつか見た夏の花と舞う砂を重ね合わせ、希望を見出しているのでしょう。
その花散る頃夢思って
また日照りが心を戻す
出典: Folktale/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
厳しい現実を直視し続けていると、心身ともに激しく疲弊してしまうものです。
季節の移り変わりに伴って状況が好転するだろう。
時には、楽観的に考え、思い描いた夢の世界に浸りたくなります。
しかし、いつまでも夢を見ていられません。
否が応でも、強い日差しによって現実に引き戻されます。
変化を起こす勇気
変わりたいな
でも
変わりたくないな
そっとね
ずっとね
見ていてほしいんだよ
出典: Folktale/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
Aメロの後半部分です。
変化への憧れと不安が綴られています。
過酷な現状を改善するためには、まず自分自身が変わらなければなりません。
但し、何らかのアクションを起こす場合、多大な労力と勇気が必要です。
越えなければならない多くの壁を目の当たりにした時、ついつい現状に甘んじ、行動に移せません。
それでも、家族やパートナーが居れば、変わるきっかけを与えてくれるのではないでしょうか。
傍らで寄り添ってくれる人のために現状を克服しよう。
そのような気持ちを歌詞の「そっと~」「見て~」が示しています。