アイドル界のキワモノ!?【西井万理那】
栄光と挫折を知る1人の少女
『孤独を孤立させない』をコンセプトに掲げるアイドル『ZOC』。
共犯者・大森靖子率いる彼女たちは、群雄割拠の時代であるアイドル界においても一際異彩を放っています。
メンバーの中には引きこもりやヤンキー、そして少年院帰りまで。
アイドルとしては異端の存在である少女たちが、各々のアイドル像を信念を持って描いているのです。
今回ご紹介するのはそんなZOCのオレンジ色担当、【西井万理那】。
ZOCの他メンバーとは違い、唯一彼女だけはミスiDのファイナリストではありません。
しかしアイドルとしてのキャリアは誰よりも長く、その分多くの辛酸を舐めてきたメンバーでもあります。
常識に屈しない破天荒さと周囲から頭一つ抜けたアクティブさを武器とする彼女。
そんな新時代のアイドルに相応しい彼女のプロフィールを今回はご紹介したいと思います。
『生ハムと焼うどん』として一躍有名に!
セルフプロデュースアイドルの先駆け的存在
彼女のアイドル人生を語る際、まず『生ハムと焼うどん』についての話題は欠かせません。
高校時代の同級生であった東理紗と、学園祭での出し物をきっかけとして結成されたこのアイドルユニット。
当時としては非常に珍しい『完全セルフプロデュースアイドル』として活動を始めました。
注目を集めた理由は、やはりアイドルとしては異端すぎる本音満載の歌詞とMCの代わりの寸劇でしょう。
キュートに愛らしく振舞う他のアイドルには暴言を吐き、ステージ上では下ネタや本気の変顔を連発。
ライブ中にはファンやスタッフを弄ったり、悪ふざけとも呼べるようなコントや寸劇を披露することも。
また彼女たちの決め顔と言えば、親指と人差し指で作った小銭のマークととんでもないゲス顔。
しかし一方で楽曲やダンスの精度は非常に高く、ライブではとても完成度の高いステージングを見せるのです。
これらを全てまだ10代の女子2人でプロデュースして活動してきた『生ハムと焼うどん』。
奇妙で破天荒すぎるアイドルでしたが、そんな彼女たちを面白がるファンを徐々に獲得してゆきます。
可愛いことや歌って踊れることだけが当たり前だったアイドル業界に、新たな風を吹かせた彼女たち。
最終的に、セルフプロデュースとしては異例の3000人規模ワンマンを成し遂げたのです。
さらにASIAN KUNG-FU GENERATIONとのコラボや大森靖子の楽曲への参加も実現。
『水曜日のダウンタウン』や『中居正広のミになる図書館』などの地上波番組にも出演を果たしました。
こうして、地下アイドルとして一部界隈からカルト的な人気を誇った『生ハムと焼うどん』。
2017年に突然の断食(活動休止)宣言を発表します。
その理由は、金銭問題による2人の確執でした。
本来であればご法度であるマイナス面の話題も、明け透けに公開してしまっているのです。
これらのエピソードで、彼女たちがどれだけ異端なアイドルユニットであるかお分かり頂けることでしょう。
やりたいことは諦めない!アイドル街道一直線!
『APOKALIPPPS』を結成!
そんなアバンギャルドなアイドルユニットを経験した後も、西井万理那は我が道を行き続けます。
『生ハムと焼うどん』を休止した後に『APOKALIPPPS』(アポカリップス)というアイドルに所属。
このアイドルグループはなんと彼女が中心となって結成されたそう。
バラエティ番組への出演で話題のぱいぱいでか美がメンバーの為、ご存知の方もいることでしょう。
そして『ZOC』加入へ
さらにAPOKALIPPPSとして活動しながらも、大森靖子率いるZOCにオリジナルメンバーとして加入。
『生ハムと焼うどん』の頃から、実は彼女の事をなにかと気にかけていた大森靖子。
彼女の溢れる才能をこのまま埋もれさせるには勿体ないときっと考えていたのでしょう。
そして一方で個性溢れるZOCであれば、彼女がこれまで以上にのびのび活動できる、とも。
結果としてこの大森靖子の予測は大当たり。
現在に至るまで、強烈なメンバーと互いに競い合いながら彼女は新たなアイドル像を確立しています。
アイドルとして異例のNGなし!?言動も破天荒すぎる!
整形炎上おかまいなし!?
前述のとおり、波乱万丈なアイドル人生を駆け抜けている西井万理那。
そんな彼女自身の行動や言動は、今も昔も変わらずクレイジー。
『生ハムと焼うどん』の頃のライブ映像をYouTubeで見て頂ければ、その姿は一目瞭然かと思います。
また先ほどご紹介した『生ハムと焼うどん』の休止理由を、AbemaTVの番組で暴露したのは実は彼女の方。
さらにSNSや地上波でのテレビ出演時には整形したこともあっさりカミングアウトしています。
彼女の前ではアイドル界の常識やご法度は一切通用しないようですね。
しかし裏を返せば、それはアイドルとしての彼女には裏表が一切ないという事。
まさに歯に衣着せぬ物言いに、思わず彼女に興味を持った!という方もきっと多いのではないでしょうか。