いったいJUN SKY WALKER(S)って何者?

【JUN SKY WALKER(S)/白いクリスマス】悲しげな歌詞を紐解く!クリスマスにどしゃぶり?の画像

Bank BandがJUN SKY WALKER(S)の「休みの日」をカバーしているのは有名なこと。

このことではじめてJUN SKY WALKER(S)を知ったという人も多いでしょう。

しかしいったいJUN SKY WALKER(S)って何者?

なんて感じているあなたには、うってつけの記事になります。

JUN SKY WALKER(S)の代表曲「白いクリスマス」の歌詞を通して存分に魅力を伝えます!

パパやママとJUN SKY WALKER(S)の話題で盛り上がれますよ。

1980年代に人気の火がついたJUN SKY WALKER(S)

インディーズ時代にJUN SKY WALKER(S)は、すでにたくさんのファンから支持されていました。

JUN SKY WALKER(S)は、スタジオ活動で人気を得たのでしょうか?

これは間違いです。

彼らが主に活動する場所として選んだのは、実は道路でした。

パパママ世代だとすぐにわかるホコ天出身バンドの代表格だったのです。

「ホコ天?」

そんなあなたにホコ天についての説明をします。

ホコ天で大人気

JUN SKY WALKER(S)が活動していたホコ天は、歩行者天国の略称です。

歩行者天国は各地で開催されていましたが、1980年代当時にホコ天というと原宿のことを意味します。

代々木公園交番前から青山通りまでの区間が、日曜日と祝日に歩行者専用に解放されていました。

このホコ天から、若者が発信するたくさんの文化が生まれたのです。

目が痛くなるような原色カラーでゆったりした衣装で踊りまくる「竹の子族」

ロカビリー色全開で踊りまくる「ローラー族」

そして、JUN SKY WALKER(S)を代表格とするバンドマンたちがパフォーマンスを繰り広げました。

彼らが発信する文化は、その当時の最先端としてたくさんの若者が憧れを抱いたのです。

ホコ天出身バンドはJUN SKY WALKER(S)だけではありません。

「島唄」など多くのヒット曲を生んだTHE BOOMや、当時高校生バンドとして話題になったBAKU

彼らはホコ天でのパフォーマンスで注目を浴び、メジャーデビューを果たしました。

バンドブームに大きく貢献

ホコ天出身バンドが世に与えた影響は、はかりしれないものがあります。

パパやママのアルバムをめくると、バンドで演奏している写真がみつかる確率がかなり高いです。

その当時の多くの若者は、バンドに夢中になりました。

これが俗にいうバンドブームです。

ホコ天出身バンドのように、格好良く成功したい!

こんな野望を胸に秘め、ほとんどの若者がバンドの何かしらにかかわりを持つのが普通だったのです。

これほどまでのムーブメントを作ったといっても過言ではないのがJUN SKY WALKER(S)

彼らのコピーバンドであふれかえり、彼らのようになりたいという若者の目標になりました。

試しにパパママ世代に、「JUN SKY WALKER(S)って知っている?」と質問してみてください。

たぶん目をキラキラさせながら、「何で知っているの?」とくいついてくるでしょう。

絶頂期から解散へ

メジャーデビュー後のJUN SKY WALKER(S)は、順調にスターへの階段を昇りつづけました。

いや、駆け上がったという表現のほうが適している気がします。

「歩いていこう」「白いクリスマス」「START」などのヒット曲を連発します。

そして圧巻だったのが、「2DAYS 50 SONGS」

2日間すべて違う曲でライブを実行したのです。

JUN SKY WALKER(S)といえば、この日比谷野外音楽堂でのライブを熱く語るファンが多いでしょう。

今考えれば、なんとなく「2DAYS 50 SONGS」でJUN SKY WALKER(S)は燃え尽きた気がします。

1997年にJUN SKY WALKER(S)は、解散という道を選びました。

しかし、2007年にJUN SKY WALKER(S)は再結成されました。

日本武道館でユニコーンと対バンなども行い、現在も精力的に活動しています。

「白いクリスマス」の歌詞の意味をひも解く

数多くのインパクトを残したJUN SKY WALKER(S)の中でも、「白いクリスマス」は根強く人気がある曲です。

あなたは「白いクリスマス」現象を目撃したことはありませんか?

「白いクリスマス」現象とは、オジサンがカラオケでこの曲を歌いだすと発動されます。

なぜか同世代の関係なさそうな人たちも、「白いクリスマス」を一緒に熱唱し始める現象です。

リアルタイムでJUN SKY WALKER(S)の「白いクリスマス」を聴いていた世代がもう中年になります。

この曲を聴くと、昔自分が輝いていた時代を思い出し歌わずにはいられないのです。

ちなみに「白いクリスマス」現象は、筆者が勝手に命名した現象になります。

どうしてここまでこの曲は多くのリスナーに支持されたのか?

その原因を探るために「白いクリスマス」の歌詞をひも解いてみます。

果たせない誓い

寒い晴れた空は 君が遠くに見えた
終わりのない 約束ができたらね
なくした あの気持ち 吐息が消えるように

出典: 白いクリスマス/作詞:KAZYA 作曲:JUNTA

「終わりのない約束」は、結婚のことと読みとれます。

付き合いはじめたころの2人には、結婚というイメージが共有されていたのでしょう。

しかし時が経つにつれ、お互いの気持ちが薄れていくのを感じました。

愛し合っていた気持ちが消える様子を、吐息で表現していることがわかります。

時間が解決してくれる