桜援歌(Oh!ENKA)とは

【関ジャニ∞/桜援歌(Oh!ENKA)】歌詞解説!忍たま乱太郎主題歌に込められた桜への想いとは?!の画像

桜援歌(Oh!ENKA)は2005年9月14日に発売された、関ジャニ∞の3rdシングルに収録されています。

初のトリプルA面シングルで、楽曲はそれぞれ映画やCMなどのタイアップに使われました。

その中で、長寿アニメである「忍たま乱太郎」のエンディングとして起用された桜援歌(Oh!ENKA)。

当時のエンディングを実際に見た方も多いかもしれませんね。

この楽曲以外にも「忍たま」のエンディングは現在に至るまで、数多くのジャニーズユニットが担当してきています。

そういった意味ではジャニーズファンのみならず、様々な世代に馴染みのある楽曲といえるでしょう。

キーワードは桜!歌詞を解説!

こちらの楽曲、『桜援歌(Oh!ENKA)』というタイトルにもある通り「桜」が全体的なキーワードとなっています。

歌詞を見てみると、桜は一番盛り上がるサビ部分にも使われている言葉です。

また、全体的に見てもお花見や花吹雪など桜を連想しやすい言葉で構成されていることが分かります。

その桜というキーワードがこの楽曲の中でどのような意味を持つのか読み解いていきましょう。

印象的な歌い出しのセリフ

(セリフ)なんでやろなぁ……桜見てると、めっちゃ切ななんねん。
おとん、おかん……オレもいつかは、しっかり花咲かしたるからな!見といてや!

出典: 桜援歌(Oh!ENKA)/作詞:MASA 作曲:馬飼野康二

この楽曲はセリフから始まります。

ゆったりとしたメロディーに合わせて語られるセリフが印象に残る歌い出しです。

桜を見上げ、切ない気持ちを抱えながらも両親に頑張る姿を見てほしい、そんな情景が浮かんでくるようですね。

また、聴く者の心を掴む役割を持つ歌い出しという重要なところで桜が出てきています。

そのことからも、この楽曲にとって桜というモチーフが大切なものだということが読み取れるのではないでしょうか。

故郷を離れても…

故郷(フルサト)離れて 幾年(イクトセ)過ぎて
故郷恋しや 夢に咲く

出典: 桜援歌(Oh!ENKA)/作詞:MASA 作曲:馬飼野康二

続く歌詞には、故郷という言葉が出てきます。

そこへさらに幾年という言葉が続いていることから、先程のセリフの背景が浮かんでくるでしょう。

故郷を離れて数年が経っている、そのため故郷が恋しいと思う気持ちも生まれているようです。

それでも、自分の夢のために頑張るのだという想いが「夢に咲く」という言葉から伝わってきます。

桜は切ないだけじゃない!

チョイトお花見気分で イナセに決めたところで
世の中はチャッカリシッカリ 花より団子

出典: 桜援歌(Oh!ENKA)/作詞:MASA 作曲:馬飼野康二

歌い出しの歌詞とセリフ、メロディーでは切なさを煽っていました。

セリフの中でもストレートに「桜を見ていると切なくなる」と言っていますね。

しかしここから一転して、明るく陽気なメロディーへと変わっていきます。

歌詞を見ると、楽しそうなお花見を想像させるような描写があることがお分かり頂けるでしょう。

切なさの象徴としてだけではない、桜の持つ華やかな様子が浮かんでくるようです。

人への愛を信じる心

ここからの歌詞には恋や愛、義理や人情といった言葉が出てきます。

花のように美しい女性に対して愛しいと思うような、恋心としての愛情。

親しい友人や家族に対する義理人情といったような、親愛の情。

それらの愛を信じたことで涙を流す時もあるでしょう。

しかしそれでも、人に対する愛を信じていたいという想いが感じられます。