一郎からマイクを渡されたのが現MAD TRIGGER CREWのリーダーでMr.Hcこと碧棺左馬刻

4人の中で最もオラオラ系の彼がT.D.D時代につるんでいたのが山田一郎、という関係です。

一郎からの煽りを受け、いつも通り俺様風に「準備OK」を歌う左馬刻。

今の犬猿っぷりからは想像できない華麗なバトンタッチです……。

言葉で殴り合う時代においても彼はまだ「拳」を強さの主軸に据えていることが分かりますね。

つまり今の時代を完全に受け入れているわけではないようです。

どんなに相手の人数が多くても数の暴力は受け入れず、逆に自分への加勢も許しません。

未だに消えることがない左馬刻のポリシーなのでしょう。

そして突然告げられる実力行使の宣告!

コーキングは外壁の目地や隙間埋めなどに使われますので、そんなもので埋められたらひとたまりもありません。

しかしここでは隙間=口なのかもしれませんね。

暴言が吐けないようにしてやる、ということを左馬刻流に訳すととんでもない表現になるのです。

お金にこだわっているような描写ではありますが、実はしっかり口座にお金を入れている左馬刻。

4人で食事に行く際に「どこかでおろさなきゃ」と呟いています。

「帰る」の意味とは

ヒプノシスマイク【T.D.D LEGEND】歌詞の意味を解説!T.D.Dは何の略?伝説の4人が熱唱!の画像

帰ってきたぜ The Dirty Dawg from underground
テッペン取るから Everybody jump around!!

出典: T.D.D LEGEND/作詞:Kohei by SIMONSAYZ 作曲:Kohei by SIMONSAYZ,R・O・N

T.D.Dは一時期活動を抑えていたのでしょうか。

なにか悪事に手を染めていた可能性が否定できない歌詞ですね。

それとも今、再結成するとか……?!

勝利を確信している彼らは周囲を煽ります。

タイトル「LEGEND」の出どころ

The Dirty Dawg ain’t nothing afraid of(Hey)
T.D.D a.k.a. レジェンド!
手をあげな!(Hey) 声あげな!(Ho)
最高最上級のチャンピオン!
準備いいかい!?(Hey) Don’t Freak Out!(Ho)
Yeah Yeah…
C’mon さわげ! People(Hey Ho)
最高最上級のチャンピオン! いくぞ(Hey Ho)

出典: T.D.D LEGEND/作詞:Kohei by SIMONSAYZ 作曲:Kohei by SIMONSAYZ,R・O・N

T.D.Dの別称がタイトルになっていたことが分かります。

オーディエンスを煽りまくり、自信に満ちた自分たちにさらなる自信を与えているかのようです。

反りが合わなそうで反りが合わなくなった元親友

ヒプノシスマイク【T.D.D LEGEND】歌詞の意味を解説!T.D.Dは何の略?伝説の4人が熱唱!の画像

飄々としていて謎めいた存在は、最も相容れなそうな人間と「親友」でした。

こちらはその2人によるソロパートです。

温かい人間が冷たくなる唯一のとき

“勝者”とは裏腹に“負傷者” なぜ勝てない戦するチャレンジャー?
“慈悲”“熱い意思”持った“医師”
そう私がレアなThe Dirty Dawg 因子
ノリが悪いとか言わせない 自分は自分の世界 あるんでね
無駄に吠えることは そうしたくない
何があっても So ただ Go my way

出典: T.D.D LEGEND/作詞:Kohei by SIMONSAYZ 作曲:Kohei by SIMONSAYZ,R・O・N

T.D.Dの強さは世に知れ渡っているにもかかわらず、なぜか戦いを挑んでくる輩がいる。

それを「興味深い」ものとして捉えているのでしょうか。

麻天狼のリーダーでill-DOCこと神宮寺寂雷のパートです。

医師であり、周囲と比較してかなりの落ち着きを見せる彼は、敵とあっても無碍に扱うことはしません。

こうした点ではT.D.Dの異質な存在ですね。

負け戦に挑むことや悪事を働くことにも何らかの理由があるのではないか。

話を聞けば力になってあげられるかもしれないという考え方は医師らしいのかもしれません。

一方で、彼が嫌うのは非道や外道。そのジャッジを下すのは寂雷本人です。

例え仲間が「黒」と言っても自分が「白」だと思えば「白」。

仲間が臨戦態勢に入っていたとしても、自分がその状況に疑問を抱いていればその場に留まるのではないでしょうか。

そしてきっと今も寂雷のポリシーとして胸の中にあるのだと推測します。

騒ぎに乗じて判断力を鈍らせる?!

いやいや盛り上がりにマジ欠けてない?
やる気ないなら そのマイク渡してくれない?
難しいことは後にして So楽しもう Let it go Party people さわげ
easy R! easy R! Call my name お姉さんら
ピンク色のそのワンポイントファッションが
本当いいね! いいね! かわいーね!
僕の Love lyric 届けたいね!

出典: T.D.D LEGEND/作詞:Kohei by SIMONSAYZ 作曲:Kohei by SIMONSAYZ,R・O・N

一郎→左馬刻のときは一郎からマイクを渡す形でしたが、こちらはマイクを奪う形ですね!

ひときわ高い声が印象的なFling Posseのリーダーeasy Rこと飴村乱数のパートです。

ラジオパートでは中王区の中枢と何らかの関係がありそうな乱数。T.D.D時代は寂雷と「親友」でした。

マイクを奪った乱数はとにかくパリピ感満載のリリックを繰り広げます。

オーディエンス、とくに女性をターゲットに煽りまくり、褒めまくるのは乱数の真骨頂ですね。

シャツなどのワンポイントは多くの場合左胸についています。

つまり心臓、ハート、そこに乱数の言葉が届くのはあまり嬉しいことではありません。

ヒプノシスマイクを通した乱数のラップは相手に幻覚を見せるのです。

非常に明るく歌っていますが、実はしっかり相手に攻撃を仕掛けている抜け目ない乱数です。

パワー充填!

ヒプノシスマイク【T.D.D LEGEND】歌詞の意味を解説!T.D.Dは何の略?伝説の4人が熱唱!の画像

オーディエンスを煽るのは単に盛り上げるためだけではないようです。

そこに見えるのは「言葉の力」でした。