THE BLUE HEARTS

日本の名ロックバンドTHE BLUE HEARTS

ボーカルの甲本ヒロトが作詞、作曲をすることが多かったのですが、ギター・ボーカルの真島昌利が作った曲にも名曲がたくさんあります。

1985年の結成時からふたりはバンドを続け、1995年のTHE BLUE HEARTSの解散後もTHE HIGH-LOWSザ・クロマニヨンズバンド活動をともに続けています。

このふたりはこのふたりだからこそ生み出すことができた名曲がたくさんあります。

THE BLUE HEARTSの曲は「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」などが有名です。

しかしこの「1000のバイオリン」のように素晴らしい曲がたくさんあります。

今回はこのギター・ボーカルの真島昌利が生み出した「1000のバイオリン」を取り上げます。

【1000のバイオリン/THE BLUE HEARTS】1000と1001の違いは?真相を徹底解説!の画像

名曲「1000のバイオリン」と「1001のバイオリン」

シングルカットされてから13年の時を経た2006年、アサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ 100年ブラック」のCMソングに、カップリングに収録されている「1001のバイオリン」(オーケストラバージョン)が起用されました。 違いは、バンドサウンドかオーケストラサウンドかの違いです。 言葉にすれば単純な違いしかありません。 でも音にすれば彼らの曲がどんな音でも響く歌があることがわかります。

【1000のバイオリン/THE BLUE HEARTS】1000と1001の違いは?真相を徹底解説!の画像

YouTubeで「1000のバイオリン」をcheck!

疾走感がある曲ですね。とてもポジティブで励まされます。

YouTubeで「1001のバイオリン」をcheck!

この曲をつくったのはギター・ボーカルの真島ですが、甲本の歌がたとえバンドサウンドでもオーケストラサウンドでもあう歌を持っていることがわかります。 そしてこの歌に描かれている心が、いつまでも誰もが持っていたい冒険心にあふれていることがあります。 これまでどれだけ大変なことがあっても、またチャレンジしたいという気持ちが湧き上がる名曲ですね。

「1000のバイオリン」の歌詞を紐解く

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい

出典: https://www.musixmatch.com/lyrics/CHEHON/1000のバイオリン

ヒマラヤほどの消しゴムとミサイルほどのペン。 人生の中で消しゴムで消したいことは消して、おもしろいことをたくさんしてペンで書く。 そういうポジティブさを感じます。 失敗や成功を繰り返しながら生きてきたことが感じられる歌詞ですね。

何度でも夏の匂いを嗅ごう
危ない橋を渡って来たんだ

出典: https://www.musixmatch.com/lyrics/CHEHON/1000のバイオリン

危ない目にあいながら、何度でも夏の匂いを嗅ぐ。 どこか少年たちの夏休みが大人になっても繰り返されているような印象があります。 心しだいでは、まだあの少年の頃のように新しいものへチャレンジできる。 そういうポジティブな気持ちが伝わってきます。

今しか見る事が出来ないものや
ハックルベリーに会いに行く
台無しにした昨日は帳消しだ

出典: https://www.musixmatch.com/lyrics/CHEHON/1000のバイオリン

台無しにした昨日を帳消しにするのが消しゴムでしょう。 それはヒマラヤほどの消しゴムが必要なのかもしれません。 でも今しか見ることができないものを見に、そしてハックルベリーに会いに行くためにまたペンを握るのです。

ハックルベリーとは