
2018年01月24日更新
そのマルチな才能でファンを掴んで離さない星野源。今回は、そんな彼の才能の中で「ギタリスト」としての一面に焦点を当てて紹介していきます。
まず、星野源は一体どんなギターを使用しているのでしょうか。
アコースティックギター、エレキギター、どちらも紹介していきます。
まずは、アコースティックギターから紹介していきましょう。
まずは、メインで使用している「Gibson J-45」です。
Gibson社製で、ギター好きであれば知らない人はいないくらい有名な機種になります。
独特の枯れたキレのよいサウンドが特徴で、ブルースなどの演奏に合います。
星野源は、特にライブでメインのアコースティックギターとして使用していて、その演奏のほとんどをこのギターで行なっています。
続いて紹介するのは、「Gibson B-25(Sunburst)」です。
こちらもGibson社製の機種で、非常に人気があります。
J-45に比べて小ぶりで取り回しやすく、ネックも薄めなので弾きやすいのが特徴です。
ガツンとくるサウンドというよりは、小気味良くハッキリとしたサウンドで、カッティングなどにも良く合います。
星野源は「くだらないの中に」のミュージックビデオの中で使用しています。
そして、「Takamine F312」です。
見た目としては、有名なMartin社製のO-18と似ています。
それにより、ネットではMartin社製と間違われている記事も見かけますが、動画のアップ部分を良く見てみるとヘッドのロゴが「Takamine」になっています。
あとは形やスロッテッドヘッドから想像するに、F312ではないかと推測できます。
こちらも小ぶりで取り回しやすく、レトロな見た目も可愛くて良い機種です。
ギターは見た目も重要ですよね。
これは「夢の中へ」のミュージックビデオで使用されています。
そして、「Cole Clark Fat Lady 3シリーズ」です。
日本では、Jack Johnsonが使用していたことで有名になったCole Clark社製のギターです。
アルバム「ばかのうた」の制作時の映像に出てきますが、形やインレイの様子から「Fat Lady 3シリーズ」であることまでしか特定できませんでした。
しかし、ピックガードが無いことを考慮に入れると違う機種かもしれません。
少し曖昧ではありますが、Cole Clark社製は間違いないので紹介しておきます。
続いて、エレキギターを紹介します。
ライブでメインで使用されているのは、「Gibson ES-335」です。
「恋ダンス」で話題になった人気楽曲「恋」のミュージックビデオでも使用されています。
このミュージックビデオの中では、ブラックが使用されていますが、ライブではSunburst(サンバースト)カラーも使用されています。
落ち着いた温かい音色が特徴で、ジャズなどに頻繁に使用されるギターです。
そして、番外編として紹介するのがこちらです。
まず紹介するのは「Gibson ES-125(Sunburst)」です。
こちらも人気のGibson社製で、その中でもフルアコースティックギターというジャンルに入るギターです。
フルアコと略されることも多く、エレキギターではありますが、ギターの中は空洞でアコースティックギターのようになっています。
温かみのあるトーンが特徴で、こちらもジャズに多く使用されています。
こちらは「化物」のミュージックビデオで使用されているので、そこで見ることができます。
そして、星野源は実は、このES-125をかなり昔から使用しています。
ソロのシンガーソングライターとして活動する前、「SAKEROCK」時代には、このギターがメインでした。
ここで突如出てきた「SAKEROCK」。皆さんご存知でしょうか?
実は、星野源は「SAKEROCK」というバンド出身なのです。
SAKEROCKとは星野源がリーダーとなって、高校の同級生を集めて作ったインストゥルメンタルバンドです。
メンバーは以下の通りです。
・星野源(ほしの げん、1981年1月28日 - )
ギター・マリンバ担当。リーダー。
・伊藤大地(いとう だいち、1980年3月8日 - )
ドラムス・口笛担当。
・浜野謙太(はまの けんた、1981年8月5日 - )
トロンボーン・スキャット担当。通称“ハマケン”。
・田中馨(たなか けい、1981年3月29日 - )
ベース担当。
・野村卓史(のむら たくじ、1979年12月21日 - )
キーボード担当。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/SAKEROCK
2000年から活動を始め、残念なことに2015年に解散してしまいました。
このバンドで星野源は、主にギターとマリンバを担当していました。
シンガーソングライターであれば、歌に寄り添う伴奏的なギターが多くなるので、その技術を発揮する場面は少ないですが、インストゥルメンタルとなるとその立ち位置は変わります。
卓越したテクニックを必要とし、伴奏はもちろん、時にはソロを担当することもあるのです。
ということは、星野源の腕前は相当であることが窺えます。
元の所属事務所であるカクバリズムの社長、角張渉も星野源のギターの腕前を買っていたとか。
それでは、何曲か「SAKEROCK」の楽曲も紹介していきましょう。
まず紹介するのは「SAYONARA」です。
「SAYONARA」は、2015年4月8日にリリースされたSAKEROCKの5枚目のアルバムである「SAYONARA」の10曲目に収録されています。
解散の決まった後、ラストアルバムとしてリリースされた「SAYONARA」。
そのタイトルのままに、彼らは解散しました。
そして、そのアルバムの最後を飾る曲が同名のこの楽曲です。
潔く、決してネガティブじゃないサウンドの中にも、哀愁の漂う旋律が涙を誘う1曲になっています。
そして、もう1曲。
こちらもアルバム「SAYONARA」から「Emerald Music」です。
この楽曲は、アルバムの1曲目に収録されています。
疾走感のある楽曲で、ここでは2本のギターがミュージックビデオに登場します。
お馴染みのES-335と共に、Fender社製のテレキャスター・シンラインが登場します。
星野源のギタリストとしての一面が、しっかりと垣間見える作品になっています。
いかがでしたか?
今回は、特に星野源のギタリストとしての一面を紹介しました。
「SAKEROCK」を知らなかった方はぜひ聴いてほしいですし、今後、彼の使用ギターや、テクニックにも注目しながら見てみるとさらに楽しいかもしれません。
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