第1位『Over』

第1位は『Over』です。

『Atomic Heart』に収録されています。

この曲の聴きどころはなんと言っても、アコースティックギターのストローク何重にも重ねた複雑なコーラスです。

また、ホーンもいい味を出しています。

サビのコード進行はクリシェというテクニックを使っています。

クリシェとは「決まり文句」という意味ですが、「決まったコード進行」という風に覚えてもらえれば良いと思います。

下にサビのコード進行を引用します。

B♭ Dm  Fm  G7
顔のわりに 小さな胸や
Cm Baug E♭ F7
少し鼻に かかるその声も

出典: Over/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

サビのメロディーラインは同じですが、半音ずつ音が下がっています。

B♭Dm Fm G7」の部分は、「シ♭→ラ→ソ#→ソ」といった感じです。

次のメロディーラインも同じですが、やはり半音ずつ音が下がっています。

Cm Baug E♭ F7」の部分は、「ド→シ→シ♭→ラ」といった具合です。

この半音ずつ音階が下がることを「クリシェ」といいます。

『Over』ではクリシェが使用されており、それがより一層曲の切なさを引き出してくれます。 

この曲は、アコースティックギターの力強いストロークとコーラスが醍醐味です。

恐らく強くビートルズを意識していたと思います。

ビートルズの初期のアルバムには、比較的コーラスワークが多いです。

またGIBSONJ-160Eを使った印象的なアコースティックギターのストロークもあります。

気になる方はビートルズの初期~中期のアルバムを聴いてみて下さい!!

【Mr.Childrenのおすすめバラードランキング人気ベスト10】誰もが歌える名曲が揃い踏み!の画像

おわりに

J-POPの大変革を成し遂げた「Mr.Children」

いかがでしたでしょうか?

今回は比較的初期のアルバムから、おすすめバラード曲を選出してみました。

Mr.Children」は、洋楽特にブリティッシュポップブリティッシュロックの要素を上手く引き出し、J-POPに昇華させた初めてのバンドだと思います。

今回解説した通りビートルズの影響はコード進行、ギターの音色、コーラスワークどれをとっても如実に表れています。

皆さんも是非初期のバラード曲を聴いていただき、その類稀なるセンスを感じていただければと思います!!