今しかない青春
嗚呼 青い春のシルエット 包み込むように
季節が大人に変わっても
出典: ゴールデンアフタースクール/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
「青い春のシルエット」というのは、青春を謳歌している主人公たちのこと。
でも、いつまでも学生でいるわけにはいきません。
どんなに楽しい学生時代を過ごしたとしても、時が流れればいつか卒業し、大人になっていくのです。
大人になってしまえば、もう学生に戻ることはできません。
それに、時間がある学生だから挑戦できる事だって、たくさんあります。
だからこそ、今しかない青春を思いっきり楽しもうと思っているのでしょう。
夢を掴むことはできなかったけど…
忘れるわけがないだろう
君と過ごした燃えるような黄金の日々を
あの放課後は続いてく
街に暮れゆく太陽
暗くなるまで追いかけた夢は今でも
色褪せたりしないよ
出典: ゴールデンアフタースクール/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
「大人になってからも、学生時代のことは忘れないだろう」と思っている主人公。
「燃えるような黄金の日々」というのは、"主人公たちが駆け抜けた青春の日々"を指してるのでしょう。
「あの放課後」は、友達と一緒にふざけ合ったり、力を合わせて夢のために頑張った放課後のこと。
「暗くなるまで」といっているので、
結局この主人公たちは学生の間に夢を掴むことが出来なかったようです。
でも、主人公は「大切な仲間と一緒に頑張れたのだから、それでいい」と思っているようです。
夢を掴むことはできなかったけど、きっとそれ以上に大切なことを手に入れたのでしょう。
2番~ラストの歌詞
本当は不完全燃焼だった!?
なりふり構わずに飛び出した
教室に忘れ物などない
だけどひとつ ただひとつ
たまに胸をよぎるよ
出典: ゴールデンアフタースクール/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
夢を掴むために必死で頑張っていた主人公たち。
「なりふり構わず」という言葉には、一生懸命だった主人公たちの姿も含まれているのでしょう。
「教室に忘れ物などない」というのは、
「学生時代にやり残したことや、後悔してることはない」という意味。
やれることは全てやったわけですし、そこから得たものは大きかったから、
それなりに満足はしているのです。
それでも、やはり心のどこかで「どうすれば夢を掴めたのかな…」と思っているのかもしれません。
完璧な学生時代を送ったつもりでいたけど、本当は不完全燃焼だったのでは?と思い始めているようです。
本当は後悔していることに気づいた
嗚呼 ちくり刺さるリグレット 振り払うように
僕らはどこまで行くんだろう
出典: ゴールデンアフタースクール/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
「リグレット」は「後悔」という意味です。
自分の心を欺いて「後悔なんてしていない」と言い聞かせていた主人公。
でも本当は夢を掴めなかったことを悔やんでいるという事実に気づいたのです。
「僕らは」といっているので、きっと主人公だけじゃなく、他の仲間も同じ気持ちなのでしょう。
「後悔なんてしていない」と言い聞かせていた方が、自分たちの心を守ることができます。
でもそんなことを続けていても、心のうちにある小さな後悔を完全に拭うことはできないのです。
今からまた夢を追いかけたい!
終わらせたりしないよ
我を忘れてとめどなく流した涙も
勲章だと思ってる
まるで沈まぬ太陽
あの日響いたチャイムから放課後は今も
ずっとここにあるよ
出典: ゴールデンアフタースクール/作詞:大石昌良 作曲:大石昌良
主人公は「今からでも夢を掴むことはできるのではないか」と考え始めました。
どうにかして、もう一度仲間たちと一緒に夢を追いかけたいという気持ちになっているのです。
学生時代に夢を掴むことができなくて、仲間と泣いたことは今でも大切な思い出。
でも、そのまま終わることはできない!と思っています。
「沈まぬ太陽」とは「いつまでも追いかけることができる夢」という意味なのでしょう。