若者にフォーカスを当てた名曲!

高橋優【若気の至り】歌詞を独自解釈!「最後のピース」や「オレンジ」が指すものとは?青春全開な曲に涙…の画像

高橋優さんのアルバム「STARTING OVER」

その中に収録されているのが今回紹介する楽曲「若気の至り」です。

タイトルからも分かる通り、この楽曲は"若者"にフォーカスを当てています。

青春っぽさを感じることができる優しい雰囲気のメロディー

どこか懐かしさを感じられる歌詞

そんな心温まる楽曲になっているのです。

いま青春を謳歌している人は、自分の気持ちを当てはめやすいと思いますし、

「もう若者ではない」という人も、遠い昔の思い出に浸ることができるはず!

「若気の至り」は、様々な世代の心に優しく語りかけてくれる名曲といっても良いでしょう。

卒業をテーマにしたMVが泣ける!

「若気の至り」のMVも、青春っぽさを存分に感じることができる物語が描かれています。

主人公は女子学生

どうやら卒業式の帰りのようで、胸には式でもらう花飾りをしています。

友達と別れてそのまま駅に向かい、ホームで一人電車を待つ女子学生。

そこに、一人の男子学生がやってきます。

この女子学生と男子学生は、かなり親しい関係のようです。

しばらくすると、女子学生はカバンの中からマフラーを取り出して、男子学生に渡します。

そして、女子学生は電車に乗って、その場を去ってしまうのです。

実はこのマフラー。

ずっと前に男子学生が女子学生にあげた(貸してた?)マフラーでした。

きっともう会うことはないと思ったから、男子学生にマフラーを返したのでしょう。

そして、女子学生と男子学生が一緒に過ごした今までの思い出が、たくさん流れていきます。

とても切なくて、心がじーんとする物語ですね。

切ない恋物語が好きな人はきっと気に入る作品だと思うので、ぜひチェックしてみてください。

「最後のピース」とは?歌詞の意味を徹底解説!

高橋優【若気の至り】歌詞を独自解釈!「最後のピース」や「オレンジ」が指すものとは?青春全開な曲に涙…の画像

「若気の至り」の歌詞「最後のピース」「オレンジ」といった意味深な言葉が度々登場します。

歌詞の雰囲気から「青春について歌っているんだろうな」ということは分かりますが、

曖昧な言葉や表現が多いので、歌詞の意味がよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

ということで、ここからは歌詞の意味について詳しく解説していきます。

歌詞の主人公は誰なのか。

「君」とは誰を指しているのか。

一体どのような心境を表しているのか。

以下の項目で、順番に紐解いていきます。

1番の歌詞

一緒に過ごす最後の時間

帰りのバスが来るまで あとどれくらいかな
多分もうそんなにないから 言いそびれた言葉の山から
最後のピースは見つかるかな

出典: 若気の至り/作詞:高橋優 作曲:高橋優

この歌詞の主人公は学生です。

そして、ここのシーンは「主人公が学校帰りでバスを待っている所」を描いています。

バスを待っているのは主人公一人だけではありません。

仲の良い友達と一緒にバスを待っていることが分かります。

バスが来たら、この主人公は友達とバイバイするのでしょう。

MVでは卒業式がテーマになっていたので、この歌詞の主人公も卒業が近づいているのだと思います。

要するに、友達と一緒に下校できる回数もあとわずかなのです。

残された時間を過ごす中で主人公は本当に伝えたいこと(=最後のピース)を必死に考えます。

とても切ない状況が描かれていますね。

友達も主人公に何か伝えようとしている

今しかないよな 今日のオレンジの中
昇降口で振り返って 今何か言いかけたようだな
聞き返しても大丈夫かな

出典: 若気の至り/作詞:高橋優 作曲:高橋優

大事なことを伝えるのなら今しかない!と思った主人公。

「今日のオレンジの中」というのは、"夕日が射している今日の夕方"という意味でしょう。

一緒に下校する前、学校の昇降口で友達が主人公に何かを言いかけた。

でも、主人公はそれについて聞こうか迷ってしまった。

そんな出来事があったのだと推測できます。

何かを伝えたいと思っているのは主人公だけではなかったのです。

友達の方も、主人公に「最後のピース」を伝えなきゃと思っていることが伝わってきます。

友達以上恋人未満の関係…!?

名前を呼ぶ声が聞こえてくる 多分誰かが君を待ってる
苦しいのは ここにあるのが 忘れられていく

出典: 若気の至り/作詞:高橋優 作曲:高橋優

「名前を呼ぶ声」とは、これからの進路を応援してくれる人達のことだと思います。

応援してくれる声に応えるために、未来へと歩き出す主人公。

この友達は、そんな主人公のことを見送る側なのでしょう。

「君を待ってる」は「この先君にはもっと良い人が待ってる」という意味にも捉えられますね。

そう考えると、この友達というのは異性で「友達以上恋人未満」という関係なのかもしれません。

今ここにある二人の関係も、いつかは遠い記憶になって忘れられていく。

それが主人公にとっては苦しいことだといっています。