SNSがテーマ?
2019年5月リリース予定!
もはや日本のみならず海外での人気も高いきゃりーぱみゅぱみゅ。
彼女の楽曲『きみがいいねをくれたら』の歌詞を解説していきます。
「いいね」と言うと何が思い浮かびますか?
SNSと馴染みがない方にはピンとこないかもしれません。
ツイッターやインスタグラムといったSNSでは、ハートマークを押すことによって投稿に「いいね」をつけることができます。
「お気に入りの投稿」、「その意見に賛成」、「面白いと思った」などなど人によって微妙に意味合いは違うのではないでしょうか。
英語圏では「Like(好き)」ともっとシンプル。
いずれにしても、コミュニケーション方法の一つとして定着しています。
今回の楽曲はまさにこの「いいね」というツールがテーマです。
いつものように乙女心を歌った快作に仕上がっていますよ。
ドラマ『向かいのバズる家族』主題歌
2019年4月から放送のドラマ
なんの変哲もない家庭で育ったカフェの店長・篝(かがり)あかり(内田理央)は、ある日激怒する客へ謝罪する動画をこっそり撮影され、それがSNSに投稿されて大人気になってしまう。美人店長として有名になったあかりだったが、彼女には人には言えないもう1つの秘密の顔があったのだ…。家族全員バズる物語。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/向かいのバズる家族
内田理央さん主演のドラマ『向かいのバズる家族』。
『きみがいいねくれたら』は同ドラマの主題歌としてエンディングに使用されています。
ドラマの主題歌として中田ヤスタカさんが書き下ろしたそうで、内容に合わせてSNSがテーマになっているようです。
このドラマはひょんなことからSNSで「バズってしまった」家族のお話。
“バズる”とは「いいね」が沢山ついたり、共有されることで情報が拡散される状態を指します。
元はマーケティング用語「バズ(口コミ)」が語源なんだとか。
何にでも「~る」がつくと動詞化できるのは日本語の面白い特徴ですね。
このバズるという現象は一気に有名になれるという利点がある反面、望んでいない人が有名になってしまうことも。
元々有名人ならいざ知らず、一般の人が顔つきで有名になってしまったら生活しにくくなりそう…
知らない人が色んな場所で自分のことを一方的に知っているって、どんな気持ちなのでしょうか。
とても現代的で興味深いドラマです。
MVをチェック!
ひきこもっているきゃりーの顔には…
ぼんやりとしたフィルターのかかった画面に登場したきゃりー。
手で口元を隠して、なんだか憂鬱そうな表情。
手をどけると、そこには何とヒゲが…!
さすがにサンタクロースのようなヒゲではありませんが、髪の毛と同じ茶色のヒゲは三つ編みできるほど長いです。
仙人ぽいイメージですね。なんとなく曲調も中国風に聴こえませんか?
もはや髪の毛と一体化しているようなヒゲ。立派です(笑)
彼女の背後にはモンスターのような形をしたクッションが。目玉がちょっと怖いかも。
格闘ゲームでムカつくヤツらを倒す
きゃりーは大きなモニターで格闘ゲームを始めます。
対戦相手はせかしてくるスタッフ、馴れ馴れしいミュージシャン(どこかで見たことがあるような…)、元カノ自慢をしてくる男。
そして、「こういうの好きでしょ?」と目玉にリボンがついた物を差し出す女の子。
彼らにツッコミを入れながらバッサバッサと倒していくキャリーは、ポリゴンの荒いロボットのような見た目。
正直全く似ていないです(笑)
次のシーンではヒゲのないキャリーの姿が登場。
動かないヒゲきゃりーの三つ編みを引っ張っていますが反応がありません。
と思っていたらカツラをかぶった偽物でした。
本物のキャリーとヒゲキャリーは一緒にダンスを始めます。
神社の鳥居をバックにして踊る姿はクール・ジャパン?
「いいね」が宝石になる
「いいね」のパワーで更にキラキラに!
たくさんの画面が表示されたモニターの前にきゃりーは一人で座っています。
何か違和感があるなと思ったら、彼女の姿はCGでした。
どことなく不気味に感じるのは私だけでしょうか。「不気味の谷現象」かもしれません。
彼女が眺めるのはおそらくSNSで今流行っているトピックたち。
それらを見て、きゃりーは「まったくもう…」という風に首を振りました。
そしておもむろに自分のスマートフォンで一気にPOST(投稿)!
画面は一気にきゃりーの画像で埋め尽くされ…
「SICK(素敵)」「 Best post on earth(地球上で一番の投稿)」などの褒め言葉が次々に出現します。
中には「Just be yourself(自分は自分で良くない?)」というメッセージも。
きゃりーはガッツポーズなどをしてとても嬉しそう。
誉め言葉が映った画面たちはぐるぐると円をかき、次の瞬間には色とりどりの宝石に変わっていました。
宝石を大事にして食べるように口に運ぶきゃりー。
そのパワーのおかげか、彼女は素敵な帽子を手に入れることができました。
キラキラと輝くきゃりーは楽し気に踊り、MVは終わります。