【ナチュラルに恋して/Perfume】歌詞を解釈！“不自然”でも“ナチュラル”に聴こえる歌詞がスゴイ

「ナチュラルに恋して」は2014年に発売されたPerfume10枚目のシングル。

「不自然なガール」との両A面シングルでした。3枚目のアルバム「JPN」にも収録されています。

Perfume初期の代表曲は「ポリリズム」「チョコレイト・ディスコ」「ワンルーム・ディスコ」など。

まるでホログラム？3Dに投影された、2次元キャラクターっぽいイメージがありました。

つまりロボットっぽくて人間味が薄い、人間くさい現実感や生活感があまりないということ。

変化の兆しが見られたのが「不自然なガール/ナチュラルに恋して」からだったかもしれません。

普通に暮らす女の子の日常的な恋愛というテーマに挑戦したのではないでしょうか。

ただし独特のロボットダンスが特徴的なPerfumeのこと。完全にナチュラルではないでしょう。

チャームポイントともいえる不自然さを残しつつ、ナチュラル女子に挑戦したMVがこちらです。

あ～ちゃん（西脇綾香さん）は白いミニのワンピース。白い壁にもたれてたたずんでいます。

かしゆか（樫野有香さん）は跳んで登場。淡いピンク＆白のトップスに白いミニスカート姿です。

待ち合わせに遅れたのでしょうか。手を合わせて謝っています。

のっち（大本彩乃さん）は偶然2人に会った感じ。白いシャツにダークなショートパンツ姿です。

3人で踊りながら歩き始めると、背景のショーウインドーに「NATURAL BEAUTY」の文字アリ。

実はファッションブランド「NATURAL BEAUTY BASIC」のCMソングになっているわけです。

踊ったり買い物したりするうちに、3人のファッションが次々と変わっていくのも見どころ！

ベンチを使ったダンスやマネキンのようなポーズもかわいいですね。

お買い物を楽しんだあとは、撮影場所の裏へ駆け抜ける3人。ナチュラルな笑い声が響きます。

「不自然なガール」のMV冒頭では、真っ赤なワンピース姿の3人が不自然にからまっています。

3Dメガネをかけたダンサーたちも登場し、鮮やかな配色のビジュアルも含め、不自然の極み！

独特のロボットダンスも健在で、2次元キャラの3D化っぽい、本来のPerfumeらしさが全開です。

「ナチュラルに恋して」の自然とは真逆のコンセプトで作られた楽曲ということがわかります。

「ナチュラルに恋して」は2012年公開の映画「今日、恋をはじめます」挿入歌にもなっています。

予告編では流れませんが、どんなシーンで使われているのか？本編もチェックしたいですね。

CMや映画でも大活躍の「ナチュラルに恋して」！

その歌詞を見ていきましょう。

テーマは不自然に対する自然ですが、CMのブランド名から「ナチュラル」が使われています。

つまり「自然に恋してほしい」「CMのブランドを好きになってほしい」というダブルミーニング。

CMソングとしての役割はMVでも果たされていますので、女性の自然な恋心について解説します。

不自然な恋が存在するのかどうかはわかりませんが、自然な恋ならイメージしやすいでしょう。

ひと言でまとめると日常的な恋という意味。サプライズだらけとかゴージャスすぎる恋とは真逆。

普通に恋人と一緒にいたい！ということですね。経済力よりも愛情のほうが大事とわかります。