Bm G A D(4回繰り返し)
Bm A
街角は色めく
Bm A Bm
少女らの縄張り
A
寂しがりなおさげ
Bm A Bm
旋風(つむじかぜ)に揺れて
出典: 修羅/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
ギターコードは原曲キーで表記します。
使われているコードはかなり少ないです。
原曲キーのBm、そしてA、G、Dの4つ位でしょうか?
かなりシンプルですね!!
しかし、テンポが若干速めなので、コードチェンジでつまずかないように注意してください。
MVの登場人物を見れば分かるとおり、この曲は「少女」がテーマになっています。
「少女らの縄張り」とありますが、これは少し誇張した表現なのでしょう。
「少女たちの(放課後の)遊び場」くらいにとらえて良いと思います。
思春期特有の鬱々とした情景が目に浮かぶ歌詞ですね。
少なくとも彼女たちが心底「明るい」わけではない、ということです。
修羅とは何か?
間奏~Aメロ(2回目)
Bm G A D(2回繰り返し)
Bm A
耳障りな誘惑
Bm A Bm
花椿の香り
Bm A
雲無しの午後には
Bm A
僕の修羅が騒ぐ
出典: 修羅/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
短い間奏をはさんで、2回目のAメロに入ります。
ここでタイトル曲の「修羅」が登場しますね。
では、「修羅」とはいったい何なのでしょうか?
この言葉にはいろいろな意味がありますが、ここでは一つだけだと思います。
それは、「嫉妬心や猜疑心」という意味。
この言葉は仏教語です。
それを一般化して使用したうえでの意味が上記になります。
「僕の修羅」の「僕」とは、この曲の主人公です。
男性であることは言うまでもありません。
主人公の持つ嫉妬とはどのような嫉妬なのでしょうか?
Bメロ
G D A Bm A
焼け付く想いは憂い募らせる
G D A
重なる面影を見つけては項垂(うなだ)れている
出典: 修羅/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
おそらく主人公は或る少女に恋をしているのでしょう。
その少女に恋人がいるのか、交際できない環境下にいるのか......。
それは分かりませんが、主人公は少女に近づけないのだと思います。
そして嫉妬心や猜疑心だけが、主人公の胸の内で育ってしまう。
これが「修羅」の正体です。
「修羅」といえば、筆者は宮沢賢治の詩『春と修羅』を思い浮かべます。
高校時代の国語の授業でこの詩と出会い感動し、それ以後は筆者の愛読する詩になりました。
体育会系のノリで歌え!!
サビ
Bm A Bm
一、だれか僕の
Bm A Bm
二、火を消して
Bm A Bm
三、飛ばしてくれ
Bm A Bm
四、イェイェ
出典: 修羅/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
サビはとてもインパクトの強い歌詞になっています。
まるで道場にある「なんとか十訓」のようなレトリック。
もしもこの曲をバンドで演奏するとしたら、コーラスはベースとドラムでしょう。
その二人は体育会系のノリで「イチっ!!」と叫ばなければいけません(笑)
それは置いておいて、この歌詞の伝えたいことはとてもシンプルですね。
くすぶり続ける恋の「種火」を消してくれる人(女性)を待つ主人公。
残念ながら意中の人にはフラれてしまったのでしょう......。
間奏~2番Aメロ
Bm G A D(2回繰り返し)
Bm A
駆け抜けた一撃
Bm A
エレキテルびりびり
Bm A
悩ましげなマツ毛
Bm A
そこはかとなく怠い
出典: 修羅/作詞:氏原ワタル 作曲:氏原ワタル
ここの間奏も1番目の間奏と同じコード進行です。
ここの歌詞は、主人公が初めて意中の女性と出会ったときの回想をしている情景です。
よく一目ぼれすることを「電気が走ったよう」と例えますが、ここでは全くその例えのままですね(笑)
「エレキテル」という古風な表現が良いです。
主人公は彼女と初めて出会ってから「倦怠感」から抜け出せないでいます。