感受性の強いleccaの歌う「なみだの日」に迫る
10年以上に渡るメジャーでの音楽活動を経て、2017年から政治家としても新たな道をスタートさせたlecca。
彼女をその新たな道に駆り立てたものも、音楽活動を通しての経験からだと言います。
多くの人に音楽を届けるアーティストという立場にあれば、それだけ数の人の意見や価値観に触れる機会も多くなるのでしょう。
そういう人たちの言い分に対し「何とかしたい」と行動を起こす彼女は、人一倍の感受性を持っていることがわかります。
今回紹介するのは、そんな彼女が2008年2月13日にリリースしたミニアルバム「マドのむこう」に収録されている「なみだの日」。
「なみだ」はまさに感情の高ぶりが表れたもの。
人一倍感受性の強いleccaが表現するそれもきっと、胸に迫る内容になっているのではないでしょうか。
ベストアルバムに収録されて再注目!
リリースされたのは2018年現在から数えれば10年前。
それも「なみだの日」はシングルカットではなく、ミニアルバムの収録曲のうちの一つです。
この曲が再び注目されるきっかけになったのは2016年1月27日にリリースされた彼女のベストアルバム「BEST POSITIVE」に収録されたことから。
ミニアルバムの中からこの曲が選ばれたということは、lecca自身にとっても思い入れの強い1曲だったということではないでしょうか。
「なみだの日」から垣間見るleccaの歌の力
音楽の三大要素を引っ張る!
煌びやかなシンセが彩るバックトラックは総じてシンプル。
至ってシンプルなアレンジでも個性豊かに成り立つのはやはり歌の力でしょう。
音楽の三大要素であるメロディ、コード、リズムを全て歌が引っ張っているようなそんな印象。
バックトラックはそんな力のある彼女の歌の飽くまでもサポートといった感じです。
揚々としているのに切ないのは
レゲエ特有の陽気な雰囲気が歌詞の内容とリンクして、無理に明るく振る舞おうとする姿を浮かび上がらせます。
同じレゲエでも歌っている内容で全く聴こえ方が変わってくるものですね。
もちろん歌詞だけではなく、声の揺らぎや絶妙な表情の付け方が楽曲を味わい深いものにしているのでしょう。
これは本場でレゲエのなんたるかを身に着けたleccaだからこそ出来る表現ではないでしょうか。
MVではleccaが女子四人にエールを送る!
それではMVをご覧いただきましょう!
MVの内容は社会人としてそれぞれの道で頑張る女子四人が、気晴らしに夜通しのドライブに出かけるというもの。
leccaはラジオのパーソナリティとして登場。四人が乗る車内にそのラジオが流れているというシチュエーションです。
辛いことも多い毎日に奮闘する四人にラジオ越しにエールを送っているような、そんな印象の映像になっています。
leccaは実際にもパーソナリティをやっていた!
夜通し走って海に辿り着いたラストシーンもなんとも清々しい描写ですね!
この楽しい思い出を支えに、また彼女たちが奮闘していく様が目に浮かぶようです。
そういえばleccaは実際にラジオのパーソナリティをやっていたこともあるんですね。
MVと同じような陽気な雰囲気で収録が行われていたのでしょうか。
MVもご覧いただいたところで、ここからはいよいよ歌詞の内容に迫っていきます!