片平里菜の「煙たい」とは?

【煙たい/片平里菜】切ない恋心を描く歌詞から見えてくる男性像とは!?歌詞の意味を解説!コード譜ありの画像

「煙たい」は2015年2月25日に発売された、片平里菜の4枚目のシングル『誰もが/煙たい』に収録された楽曲です。

独特の浮遊感を持つ唯一無二の歌声と、繊細な心情の描写の歌詞でも人気片平里菜さん。

この曲の歌詞で描かれているのは...?

まずはMVをチェックしてみましょう。

何度も見てしまう「煙たい」のMV!黒猫が意味するものとは...?

メロウな色彩のどこか哀愁漂う中に、片平里菜さんの可愛らしい表情が詰め込まれたMVですね。

そして、特に猫好きな方は引っかかったかもしれませんが、黒猫が飛び降りてくるシーン。

このシーンは何を意味しているのでしょうか。

MVの黒猫が意味するものとは?歌詞から考えてみた!

最初に映った時は鳴いている様子ですよね。

そのあとのカットで飛び降りてきてからは、特にじゃれようとする様子もなく、足元をウロウロしている様子。

歌詞から推測するとしたら、「爪を隠し持っている子猫になれたならいいなぁ」という部分からでしょうね。

甘えたい時には可愛らしく相手の気を上手く引くのに、内面には冷静さや自分らしさという爪は隠し持ったまま、相手に溺れてしまうなんてことはない。

そういう子猫のような女の子になりたいと思っている歌詞の主人公の女性ですが、そうはなれない様子が描かれています。

そのため、歌詞から考えるとしたら、MVの黒猫は、甘え上手になれない不器用なこの曲の主人公の女性の象徴と解釈できます。

片平里菜「煙たい」の歌詞を解釈!

MVの解説の際に歌詞にも触れましたが、ここからは「煙たい」の歌詞の意味を考えていきます。

「煙たい」の主人公の女性が想いを寄せるのは、どんな男性なのでしょうか...?

歌詞を解釈しながら、その人物像に迫ってみましょう。

どうしても会いたい、寂しい日さえ会えないのに...

こんな日にほっといていつ迎えにきてくれるの?
気持ちばかりくすねて 肝心なわたし置いてけぼりね
優位な瞳に吸い寄せられてしまう 何度でもさらわれたいな

電話すれば代わりにいつも愛想の悪い女ばかりね
“ただいま電話に出ることができません。ピーっとなったら…”
ご用件はないわ あぁ、会いたかっただけよ

出典: 煙たい/作詞:片平里菜 作曲:片平里菜

自分が本当に寂しくて、会いたい時にさえ、会ってくれなければ、電話にも出てくれない恋人。

そんな恋人でも、「くすねる」という言葉がぴったりなくらい、いつの間にか心を奪われてしまったから許してしまう心境が描かれた歌出の歌詞。

惚れた弱みというやつですね。

自分よりも優位に立って余裕の彼に、会えばいつも惹かれてしまい、そんな普段の文句も言えなくなってしまうのでした。

上手く相手の気をひくことも出来ず、いつも寂しい思いをしているのに、それでも彼を嫌いになれない「わたし」の心情が切ないですね。

続きの歌詞も見てみましょう。

ヘビースモーカーの「あなた」、たばこを吸いながらでもいいから...

右手でたばこを吸うなら
せめて空いた手で 髪を撫でて 愛していて
わたしは、煙たいあなたをやめられない

出典: 煙たい/作詞:片平里菜 作曲:片平里菜

たばこを吸っている空いた方の手でいいから撫でて欲しいという歌詞。

この歌詞はそれだけでなく、何かをしながらでも構って欲しいということから、浮気されていてもいいから優しくしてほしいという意味で解釈もできますね。

いつも連絡も取れず、彼の気の向いた時に会えるだけ。

会えても、たばこを吸う片手間に構ってもらえる程度。

それでも「わたし」はヘビースモーカーで構ってくれるまめさもない、そんな「あなた」を好きなのを今日もやめられないのでした。

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