森保まどかの魅力をお伝えします。

彼女の魅力は何なのか?

人気アイドルグループHKT48の一員としても活動する森保まどかさん。彼女の特技の一つでもあるピアノが人気番組「TEPPENで披露され、驚きの上手さにネットでは反響のが起きています。彼女が番組で披露した「異邦人」は誰もが彼女の作り出す世界観に引き込まれる名演です。それをご紹介しましょう。

森保まどかって誰?

ただのアイドルじゃない、森保まどかは唯一無二

人気アイドルグループHKT48のメンバーとして活躍をされている森保まどかさん。HKT一期生として発足時からアイドル活動をしてきて、2016AKB48選抜総選挙では50位、2017AKB48選抜総選挙では31位にランクインをしている。

また出身は長崎県長崎市で、地元企業のCMに単独出演したり、九州のラジオ番組でパーソナリティーを務めたりと、地元に根付いたアイドル活動をしていることでも知られています。これからのアイドルとしての活躍もまだまだ期待できる存在です。

森保まどかのピアノ経歴

半端じゃない!彼女のピアノ歴

幼稚園でピアノを習うことがはやっていたことからピアノを習い始める。母の指導の元、コンクールに出場できるレベルまで上達し、2010PIARAピアノコンクール全国大会入賞、ヨーロッパ国際ピアノコンクール インジャパンで9位入賞果たすといった輝かしい経歴の持ち主でもあります。また絶対音感の持ち主でもあり、これは幼少期からピアノのレッスンを集中して受けていたためであるという。コンテスタントとして大きなコンクールに出場するという事は、それだけでかなりピアノを弾けるという事にもなるが、ただ弾ければいいのではなく、技術、表現、そして演奏家としての資質が求められます。その中でもファイナリストに選ばれて、入賞という成績残されている点で、彼女は演奏者としての資質、表現、技術を持ち合わせていると認められているといっても過言ではないでしょう。

彼女の演奏の魅力

彼女が生み出す音楽。その魅力とは

それはバランスの良さです。旋律の伴奏のバランスが曲の最初から終わりまで崩れることがなく、誰が聞いても聴きやすい演奏であるという事です。テクニックが求められる譜面であると、通常テクニックに追われて旋律と伴奏のバランスが悪くなってしまったり、ただ弾くことにばかりとらわれて音楽性が書けてしまったりと、バランスをとることが難しいと思いますが、彼女の場合、しっかりとした技術が体に染みついているのか、譜面にテクニックを求められても、それに応えつつ自分の音楽を表現するというバランスの良さが見て取れます。旋律と伴奏、技術と表現、それぞれ相反するものが共存するのが音楽ですが、彼女の演奏はその二つがお互いを殺すことなく、しっかりとバランスを保って共存しているからこそ、好感が持てる演奏であると思いますし、また幼少期よりレッスンで鍛えられた技術、精神力が本番でも安定したバランスの良い演奏をすることができる秘訣なのかと思いました。人から見られながら演奏することはかなりストレスがかかるものです。ましてやコンクールとなれば自分の演奏が良くも悪くも評価されるのですから、かかるプレッシャーも半端でないものだと思います。そうした経験があるからこそ、ちょっとやそっとの事では揺らぐことのない心の持ち方を心得ているのでしょう。アイドルとしてもピアニストとしてもどちらでも必要なことです。場数がものを言うともいわれますが、彼女の場合まさにそのままで、立ってきたステージの数だけ精神力が鍛えられていると思います。それほど本番で期待通りの演奏をすることができる優秀なピアニストであるという事です。

「TEPPEN」で公開された異邦人の聴きどころ

その1

TEPPENで公開された異邦人の聴きどころは、全部と言っても過言ではありませんが、「異邦人×森保まどか」の世界観が十二分に味わえる演奏だと思います。

前奏はリズムが協調されて、鍵盤のタッチもはっきりとしていて聴く人をひきつけます。そのあと始まる旋律は前奏と打って変わって流れるように始まります。まるで物語をかたりかけるように始まる旋律と前奏とのコントラストに、異邦人の世界観に引き込まれます。

 

その2

最初の1フレーズ目は主題を主張するように、情感豊かに歌い上げたかと思うと、2フレーズ目はところどころ、オクターブになりフレーズがまた違った感じになります。

旋律の音域が変わりますが、それでも一貫して旋律の流れに違和感がないのは、音楽すべてを通して、アナリーゼがしっかりできているのと、アナリーゼしたものが実現できる実力、テクニックがあるからです。伴奏の和音のバランスも良く、旋律に多彩な変化をもたらすことに一役買っています。途中出てくるアルペジオでもミスタッチが無く、技術の高さを伺うことができます。最後も前奏同様にリズムが強調された音楽が戻ってきます。起承転結の構成がしっかりとわかりやすく組まれていて、誰が聞いても聴き心地の良い演奏であると思います。

ただ技術だけを聞かせる演奏では、聞き手はつまらないと感じてしまうことが多いのですが、彼女の演奏はそういったことが無く、テクニックも表情もすべてがバランスよく盛り込まれた演奏で、好感が持てます。

「森保まどか×ピアノ」で何ができる?

森保まどかの秘めたる可能性

森保まどかさんはHKT48ライブ等でもピアノを披露されたりしているそうです。アイドルの時の顔とピアニストとしての顔はどこか雰囲気も顔つきも違います。ピアニストとしての顔は、真剣そのもので鍵盤と向き合う姿勢、集中力は見ているこちらも緊張するくらい気迫にあふれています。そうした彼女のアイドルとは違う面をアーティストとのコラボに使ってみるのはどうでしょうか。森保さんの伴奏で歌手が歌うといったことも面白いと思います。また森保さんのピアノソロリサイタルなんてのも、クラシックの敷居を下げることができると思いますので、良いと思います。クラシックと聞くとコンサートも敷居が高い気がしますが、アイドルの一面を持つ森保さんのピアノコンサートであれば、クラシックを知らなくても気軽に聞けますし、クラシックの堅いイメージを払拭できるとも思います。

彼女のピアニストとしての一面は、彼女のアイドルとしての活動の幅を広げられますし、ピアノの技術もプロ並みですので、質を求めても絶対に裏切られることが無いです。今後の彼女のアイドル、ピアニストとしての様々な活躍に期待したいと思います。