一緒に歩む人がいてこそ
どんな気持ちも分け合って
同じ未来感じながら
並んで歩く横顔が
何より真実
だって最後に
意味をもつものなんて
愛だけでしょう
出典: ourselves/作詞:浜崎あゆみ 作曲:BOUNCEBACK
何かを目指していく過程で、どうしても理解しあえなかったり譲れないことも出てきます。
時には修復不可能と思うくらい、大事な人と溝ができてしまうことも。
でもそんな時、一度立ち止まってみてください。
一人で進んで成功して、それで満足なのでしょうか。
未来や目標そのものよりも、一緒に歩いてくれる人がいる幸せが尊いものなのだと思います。
道に迷っているなと感じる時は、一度冷静に、何が大切か考えてみる。
そんな大事なことを思い出させてくれるとても素敵な歌だと思います。
衝撃的なPV
ここで、PVについても振り返ってみましょう。
狂気を思わせる演出が続くPVは、当時かなり話題になりました。
この映像では何を言いたかったのでしょうか。
内容を考察すると、歌詞の内容がよりリアルに迫ってきます。
アンチを表現している?
PVは、双眼鏡や望遠鏡で遠くを覗き込む人たちから始まります。
これは、プライベートを探ったり粗探しをするアンチを表現していると思われます。
ここからなんとなく暗くミステリアスな感じがしますね。
まず、仕事を終わりの浜崎あゆみが車に乗り込みます。
そこへなんと、切り込みが入れられた自身の写真が窓ガラスに!
すると本人の姿をした人々がどんどん車に押し寄せます。
まるで昔のゾンビ映画のような恐怖感です。
スターの孤独を表現
このPVは歌姫となった浜崎あゆみの孤独が描かれていると感じました。
車に押し寄せる浜崎あゆみの姿をした人たちは、何を意味しているのか?
アンチやマスコミとも考えられますが、おそらく本人の自意識を表現しているのではないでしょうか。
有名になることでプライベートもすべて見られているような恐怖。
PVの中で度々、黒い服装で何かと闘うような浜崎あゆみが登場します。
それは、自分自身が変わらなくても見られ方が変わることへの戸惑いと、変化と戦う苦しみが描かれているような気がしました。
化粧品CMとタイアップ
さらに当時を思い出してみましょう。
この曲は化粧品CMソングとして起用されていました。
2000年台前半の浜崎あゆみは、不動の人気を誇るファッションアイコン。
コーセーの人気ブランド VISEE(ヴィセ)のイメージキャラクターでした。
ほかにもCMで使われた曲がありますが、かっこよさはダントツでこの曲です。
ミステリアスな曲とメイクが見事に溶け合って、歌姫の魅力が画面いっぱいに溢れていますね。