ノスタルジックな雰囲気が漂う

君の目にただ光る雫
嗚呼、青天の霹靂
痛みだけなら2等分さ、そうさ
僕らの色
白い息が切れるまで
飛ばして駆け抜けたあの道
丘の上から見える街に咲いた
君という花 また咲かすよ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0006b7/l002169.html

そしてサビでは、曲のタイトルにもある「君」が登場します。そこで初めて、曲中で描かれていた退屈な日常に変化が訪れます。

目に光る雫とは、「涙」を意味しているのでしょう。それが「青天の霹靂」とあるように、「僕」にとっては大きなインパクトのあるものだったのではないでしょうか。

少しだけ盛り上がるサビのメロディとともに、歌詞「白い息が切れるまで 飛ばして駆け抜けたあの道」と、疾走感を増していきます。

「君」は変わり映えのしない街で、退屈な日常の中で、花が咲いたような変化として「僕」の目に映ります。

気だるげな曲調の中で、「君という花」は小さくも確かな変化として描かれます。

その些細なストーリーの動きが、淡々としたこの曲の中で光って映ります。

まとめ

『君という花/ASIAN KUNG-FU GENERATION』の制作秘話とは?歌詞情報を紹介!の画像

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの初期の代表曲「君という花」。

4つ打ちのノリやすいミドルテンポが印象的なこの曲は、強いメッセージ性を帯びているというよりも、歌詞が描く情景やキャッチーなサウンドも合わせてひとつの音楽作品として楽しめる一曲です。

彼らのルーツともいえるストレートなギターロック、パワーポップの要素が詰まったこの曲は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONを知る上で重要な作品です。

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