「ちびまる子ちゃん」第1期2代目ED曲

西城秀樹【走れ正直者】歌詞の意味を考察!ダイナマイトが爆破するとどうなるの?オレが全力になるのはなぜの画像

1991年4月に発売された【走れ正直者】は、アニメちびまる子ちゃん』のエンディング曲。

そして西城秀樹さんの66枚目のシングル楽曲です。

西城秀樹さんの大ファンだった作者のさくらももこさんが作詞を担当されました。

そして作曲織田哲郎さんが行い『ちびまる子ちゃん』EDの中でも上位の人気楽曲です。

西城秀樹さんが亡くなられてからは、毎年その日に合わせてEDで流れ反響を呼んでいます。

ちびまる子ちゃんファンのみならず、西城秀樹さんのファンも放送を楽しみにしているほど。

【走れ正直者】は、そのタイトル通り正直なちびまる子ちゃんをイメージできる楽曲です。

明るい曲調に西城秀樹さんの歌声が重なれば、みんなを元気にさせてくれるよう。

そんなパワーがこの楽曲には込められているのでしょう。

真っ直ぐな心の持ち主

落とし物として

西城秀樹【走れ正直者】歌詞の意味を考察!ダイナマイトが爆破するとどうなるの?オレが全力になるのはなぜの画像

交差点で100円拾ったよ
今すぐコレ 交番届けよう

出典: 走れ正直者/作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎

1行目から、主人公の真っ直ぐさはピカイチです。

落ちているものを拾って「やったー!貰ってしまおう」ではなく、律義に届ける。

当たり前だと思われるかもしれませんが、誰しもがそうとは限りません。

この楽曲の主人公は、そういうことを当たり前にできる子だったのでしょう。

2行目の歌詞に「今」とあるように、後回しにしない姿勢も真っ直ぐな心の持ち主の証なのです。

【走れ正直者】のタイトル通り、よくも悪くも真っ直ぐ進む様子が感じられるシーンがたくさんあります。

心の真っ直ぐさでは有名

いつだって オレは正直さ
近所でも 評判さ

出典: 走れ正直者/作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎

「落とし物として」に続くこの場面は、心が真っ直ぐということを自他共に認めています。

1行目の歌詞には自分自身の評価を挙げているのでしょう。

それはいつでも変わらず心が前を向いているからです。

前向きを心掛ける人物なのではなく、根っからのポジティブ人間ということがわかります。

そして2行目の歌詞を読み取ると、その前向きさは周りにも影響しているのです。

周りから評価を得られるというのは、いつでも変わらずそうあり続けなくてはいけません。

根っからのポジティブでなければ成しえなかったことなのだと考えられます。

これは冗談

双子姉妹のデュオ

西城秀樹【走れ正直者】歌詞の意味を考察!ダイナマイトが爆破するとどうなるの?オレが全力になるのはなぜの画像

リンリン ランラン ソーセージ
ハーイハイ ハムじゃない

出典: 走れ正直者/作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎

この場面に出てくる歌詞は、ジョークのようなもの。

ソーセージとは双生児(そうせいじ)のことを指しています。

そして双生児とは双子のことです。

そのため、1974年にデビューした双子姉妹デュオのことを指しているのでしょう。

この2人が出てくる理由は、アニメエンディングになる前に使用されていた電話CMにあります。

そのCMはちびまる子ちゃんが登場するもので【走れ正直者】はそのCM用に作られたものでした。

1行目のはじめにある「リン〜」という歌詞は電話のベルの音で、そこから派生して双子姉妹に行き着いたのです。

2行目の歌詞は「種類のこととは違うよ」と突っ込みを入れている様子。

このように、この部分の歌詞にはたくさんの意味が込められていました。

そんなことみんなわかっている

なんてことは
ぜーんぜん 彼女も言ってない
ヘーイヘイ 日本中 知っているさ

出典: 走れ正直者/作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎

この部分の歌詞は上記「双子姉妹のデュオ」で出てきた歌詞についての続きです。

1行目の歌詞は、ジョークのような言葉(つまり双生児)のことを指しています。

2行目でわかることは【走れ正直者】に出てくる自分以外の人物(女性)についてです。

〜ない」という言葉を使っているということは、冗談を口にしたのはこの女性ではないということ。

そして3行目で「双生児が燻製肉食品ではないことくらい全員が理解している」と読み取ることができます。

冗談を言った人物について定かではありませんが、漢字を読まなければ食品と勘違いするかもしれません。

可能性の話ですが、漢字を読んでしまえば違うことくらいすぐに理解できます。

全員というのはこの漢字をきちんと読んだ人たちのことを指すのでしょう。

そのため、この場面で読み取れることは「冗談なんてそんなことみんなわかっている」となります。

ありったけの力を出し切って!