阿部真央さんの「優しい言葉」を考察
仕事や恋愛、はたまた人間関係に疲れてしまったと感じたとき、聴いてほしい曲があります。
それが阿部真央さんの「優しい言葉」。
疲れてしまった心を洗濯して前を向こう、という優しくも力強いメッセージが込められた曲なんです。
今回はそんな「優しい言葉」の歌詞の意味に迫っていきます!
「優しい言葉」はアルバム収録曲
「優しい言葉」は阿部真央さんの6枚目のアルバム「おっぱじめ!」に収録されています。
阿部真央さんがデビュー5周年を向かえた2015年にリリースされたアルバム。
2曲目に収録されている「優しい言葉」は、「おっぱじめ!」を代表する曲といえるでしょう。
アルバム特設サイトからは阿部真央さんのインタビューを読むことができますよ。
おっぱじめ! 阿部真央 2015年2月18日(水)発売 このままじゃ追われないんだよ。五周年の「プロローグ」を終え、新たなる阿部真央の「第一章」へ。ここでしか聞けないラジオ番組やインタビューを公開中!アルバムの試聴や全曲の歌詞も公開中!今すぐチェック!
MVで阿部真央さんが見せる才能とは?
阿部真央さんが1人でバンドを結成?
MVの中でまず阿部真央さんが手に取ったのはギター。
ギターといえば、シンガーソングライターである阿部真央さんのトレードマークです。
なんとドラムをたたいているのは阿部真央さん!
そのあともベースやキーボードなどを演奏する阿部真央さん。もちろんボーカルも担当しています。
部屋の中に響き渡るのは、まさに阿部真央さんによる、1人バンドの音色。
1人でこんなにたくさんの楽器を演奏できるなんてすごい!
阿部真央さんの音楽の才能がうかがえます。
音と遊ぶかのように楽しげに演奏する阿部真央さんに、見ているこちらも笑顔になれますね。
「心がむくむ」ってどういうこと?
それではいよいよ「優しい言葉」の歌詞を見ていきましょう。
阿部真央さんならではの、心についての表現に注目です。
大人が持つ「むくんだ心」
いろんな物を溜め込んで僕は大人になったけど
何でもかんでも食べ過ぎて 冷えた心が浮腫んでる
恋の歌をバカにするのが通の嗜みらしいけど
あんなに素敵な気持ちを何故 歌わないのか僕には分からない
出典: 優しい言葉/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
大人になるまでに、私たちはさまざまなことを学び、経験します。
その内容は、いいものばかりではなかったでしょう。
ときにはつらいことや苦しいこともあったと思います。
「優しい言葉」の冒頭では、そんな大人の素直な気持ちがつづられています。
さまざまなものを「溜め込んで」成長してきた「僕」。
その心は「浮腫(むく)んでる」といいます。
「むくみ」、と聞くと普通は顔や足などを思い浮かべるものです。
疲れているときや寝不足のとき、鏡を見ると顔がむくんでいた、という経験はよくあるでしょう。
同じように、「僕」は心がむくんでいます。
どうやら原因は「何でもかんでも食べ過ぎ」たことにあるようです。
大人になるまでに経験したことや溜め込んだもの。
そうしたものが消化しきれなくなって、心をむくませているのでしょう。
そして「僕」は今まで我慢してきたのであろう気持ちをひとつ、言葉にします。
それは世間に対する意見。
「恋の歌」をバカにしている人がいるけど、その気持ちは「僕には分からない」と歌っています。
ここから、「僕」の心の中に溜め込んでいた気持ちが解放されていくのです。