L'Arc〜en〜Cielについて

「Lies and Truth」/L'Arc~en~Cielの歌詞の意味が深い!【PV掲載】の画像

今年で結成26年。メジャーデビューして23年

L’Arc~en~Cielは、1991年に大阪で結成されました。

結成当初は関西を中心にインディーズでその名を広め、翌年には関東へも活動の範囲を広げていきます。

そしてメンバーの脱退や加入を何度か繰り返し、1994年7月1日にメジャーデビューを果たします。

活動は順調だったものの1997年2月、ドラマーのsakuraさん逮捕というショッキングなニュースが流れ、バンドとしての活動は一旦休止状態に。

1996年11月21日に発売された「Lies and Truth」は、奇しくもsakuraさん加入時のラストシングルとなりました。

sakuraさん脱退後は、サポートドラマーとして参加していた元ZI:KILL、DIE IN CRIESのドラマーyukihiroさんが1998年に正式メンバーとして加入し現在に至ります。

作詞は主にhydeさんが担当し、作曲メンバー全員が担当。作り手によって個性の異なる楽曲が提供されるのがL’Arc~en~Cielの特徴です。

中でもギターのKenさんの作曲数は軍を抜いており、hydeさんによれば、kenさんの楽曲はバンドの核を成すと、過去に発言されています。

デビューからこれまでに41枚のシングルを発売し、そのうちの5枚がミリオンセールスを記録しています。

ちなみに、ミリオンセラーを達成し始めたのは現メンバーで再スタートをきってから。

当時の勢いが数字としても如実に表れています。

ミリオン達成シングル

  1. 「HONEY」(1998年7月8日発売)
  2. 「花葬」(1998年7月8日発売)
  3. 「snow drop」(1998年10月7日発売)
  4. 「HEAVEN’S DRIVE」(1999年4月21日発売)
  5. 「NEO UNIVERSE/finale」(2000年1月19日発売)

6thシングルとして

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Lies and Truth」は、L’Arc~en~Cielにとって6作目のシングル

作詞はhydeさん、作曲はkenさんで、1996年11月21日に発売されました。

同年12月12日に発売された4枚目のアルバムTrue』の先行シングルでもあります。

強烈な印象を残すサビとベースが唸るイントロから始まる楽曲で、作曲を担当したKenさんは音楽情報誌のインタビューにおいて、売れる曲というものを意識して制作したという風に答えていたそうです。

思惑通り曲は売れ、初期のL’Arc~en~Cielを代表する曲の一つとして、強く印象づけられました。

では、早速「Lies and Truth」の歌詞を詳しくみてみましょう♪

後年、作曲者であるkenは音楽雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』のインタビューにて、表題曲の「Lies and Truth」について「メロディ指向のものが上位に入っていたから、意識的に書いた[1]」と述べており、セールスを意識した制作だったと振り返っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Lies_and_Truth

「Lies and Truth」の歌詞を読み解く

出だしはサビから

君が見えなくて 見えなくて
何度も呼びかけるよ
この夜に迷ってしまう

出典: https://twitter.com/miwa99xxx/status/883742696250122240

この歌詞からは、暗闇の中、見失った君を見つけるために何度も呼びかけるのだけれど、君を見つけることができず1人途方にくれている様子が伺えます。

サビであるこの印象的なフレーズ。

「この夜に迷ってしまう」の部分は、歌い出しの力強さとは対称的に、hydeさんの綺麗なファルセットが心を打ちます。

君に眠る支配者は今も無口なままのLies
軽い微熱 陽炎のように
ゆらめいて離れない
Ah 少しまだ震えてる傷口にそっと触れてみた
君が見えなくて 見えなくて
何度も呼びかけるよ
こんなにそばにいるのに 会いたくて 止められなくて
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない

出典: https://twitter.com/bm_ra3_17/status/552628449123119105

Liesとは、英語で「嘘」や「偽り」を意味する単語です。

この歌詞から、君が嘘をついている、何かを偽っているということが分かりますね。

Liesをあたかも登場人物(=支配者)として表現している点が独特です。

その支配者が君から離れてくれません。

「君」が、片想い中の意中の相手なのか、付き合っている彼女なのか、それとも夫婦であるのかは定かではありませんが、君の真意を見失っている男性の姿が想像できます。

一人の女性を思う心情が強く感じられますね。

痛み癒せるのはTruth?

変わらず続いてる 痛み癒せるのはTruth? 月が沈む窓の色が 君の肌を青く染めたね

出典: https://twitter.com/LArc_lyrics1991/status/855763329331089408

ここでは、Liesに相対するTrurhが登場します。

Liesが支配者がなら、真実を意味するTrurhは伯爵といったところでしょうか。

僕の心を苦しめる彼女のLies(偽り)を癒してくれるのはTruth。

真実を知れば僕の心は落ち着くのでしょうか?

Ah 少しまだ震えてる口唇がまた傷つけてる
夜に墜ちてゆく 墜ちてゆく
真実を探せない
誰より大切なのに 信じてる気持ち揺れてる
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない

出典: https://twitter.com/HYDE_charlotte/status/615951980360404992

「唇がまた傷つけている」とは、僕が君を責めているのかもしれません。

僕を救ってくれるはずの真実はどこに?

誰よりも君を大切に思っているけれど君を信じきれない僕もいて、不安になって君を抱きしめるのだけれど、それでも君の本当の気持ちが分からない

そんな感じでしょうか。

暗中模索している様が感じ取れますね。

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