テーマは浮気!?大人の恋を描いた衝撃の作品

Mr.Children【UFO】歌詞を解釈!現実逃避…しちゃった?ミスチル史上もっとも危険な歌…かもの画像

ミスチルの代表曲といえば「HANABI」や「しるし」「終わりなき旅」などが挙げられます。

このような代表曲の共通点は、前向きで明るいテーマの歌詞がついていること。

ミスチル=元気の出る歌や平和な歌が多い」という印象を持っている方もいることでしょう。

しかし、今回紹介する「UFO」という作品はちょっと違います。

なんとこの楽曲のテーマは浮気

いけないと思いつつも、浮気相手との恋に溺れるちょっぴりデンジャラスな歌になっています。

「UFO」が収録されているのは「IT'S A WONDERFUL WORLD」というアルバムです。

この楽曲が作られた経緯について、ミスチルの桜井和寿さんは以下のように説明しています。

当初は収録予定ではなかった曲で、桜井は「『冷めかけたスパゲティー』というフレーズを歌いたかっただけ」と語っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%27S_A_WONDERFUL_WORLD

どうやら、誰かの実体験を元にしたというわけではないみたいですね。

それにしても「冷めかけたスパゲティー」という言葉から、まさか浮気の歌ができるとは…!

プロが考える発想はとても意外性があって面白いですね♪

浮気する男性の心理を描いた歌詞を徹底解説!

この楽曲歌詞の主人公は優柔不断な男性

この主人公には彼女がいるのですが、その彼女とは違う女性を好きになってしまったのです。

しかも、都合のいいことに「どちらの女性とも繋がっていたい」と考えている模様。

女性からしてみたら「信じられない!」と思ってしまいますよね。

でも、実際にそのような考えで浮気をしている男性は少なくありません。

なので、意外とリアルな浮気心を描いているのかも!?

ということで、気になる歌詞の内容を紐解きながら紹介していきます。

1番の歌詞

浮気相手を慰める主人公

「上手くいかないことばかりだよ」と
君が肩を落とすから 気が付けば抱き寄せてた

出典: UFO/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

歌詞の冒頭では、主人公が浮気相手を慰める様子が描かれています。

色々なことがあって、主人公に悩み相談をする浮気相手。

心を痛めている姿を目の当たりにした主人公は思わず抱き寄せたのでしょう。

浮気相手にかけてあげるベストな言葉が見つからなかったから、代わりに抱きしめた。

そんなニュアンスが感じ取れる歌詞ですね。

これがごく普通のカップルだったらよくある光景です。

しかし、この2人はそうではありません。

浮気関係という特別な仲だから、本人たちはよりドラマチックに感じているのでしょう。

UFOのような光がきっかけで仲良くなった2人

あの日 一緒に見た奇妙な光
アダムスキーだなんだと茶化して
帳消しにしたいんだろう

出典: UFO/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

ここの部分では、この2人がこんなに親密になったきっかけについて書かれています。

ある時、2人が一緒にいる時に奇妙な光が空に現れました。

その光はUFOのような動きを見せたのだと思います。

主人公はUFOだと信じたようですが、浮気相手はそうは思わず主人公を茶化したのです。

「アダムスキー」とは、UFOについて調査していた実在の人物。

信ぴょう性については不明ですが「自分はUFOに遭遇した」と主張し一躍有名になりました。

彼が見たというUFOの形は「アダムスキー型」とよばれるようになっています。

その「アダムスキー」と同じようなことを言っていると茶化したのだと読み取れます。

そして「帳消しにしたい」という言葉にも注目してみましょう。

UFOの話題で盛り上がった2人。

でも浮気相手の方は、これ以上主人公と仲良くなるのはマズイと感じたのでしょう。

だから「UFOなんてありえない」といって、場が冷めるような発言をしたのだと思います。

会話がどことなくぎこちない2人

腫れ物を触るみたいな
核心を避ける話題

出典: UFO/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

浮気相手のことが好きな主人公と、好意はあるけど距離を置きたい浮気相手。

UFOの事件があってからというもの、2人の関係は曖昧で危険な方向へと向かっていきました。

いつも2人で話す時もどこかぎこちなくて、核心に迫る話はできません。

きっとお互いに好意があるからこそ、あまり親しくなりすぎるのは危険だと感じているのでしょう。