この英文では「要するに君は満足したいんでしょ?じゃあ自由にマスタべ―ションしようよ!」と言っています。
もう少し尖った言い方をすると「勝手に自慰行為しておけば?」というニュアンス。
たくさんの言葉で必死に自分を守ろうとする男性に対して、サラリとツッコミを入れるのです。
プライドの高さが認知を歪める
劣等感と嫉妬心
何よ ほんと近頃の男 ちゃんと一物がついてんの
飾りでついてるだけじゃないの
中身すっからかんなんだわきっと
見るからに自らに明らかに
自信満々な あんな女に
入れあげるなんて気が知れない
あーヤダヤダもう殺してやりたい
出典: G行為/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
ここで女性の視点に変わりました。
男性に対する不満を並べています。
「あんな女性と関係を持つなんて!」と馬鹿にしているようですね。
でも冷静に考えると、他人が誰と関係を持とうと自分にはどうでもいい話ではないでしょうか?
馬鹿にする背景にはやはり「劣等感」や「プライド」が関係しています。
本来は自分が男性に選ばれるべきなのに、選ばれない。
私に欠点がある訳がない。
だから全部周りのせい。
自分に比べ男性ウケがいいあの女性は、調子に乗っている。
そんな思考からは「自分に自信がないから、優れた女性に嫉妬している」ことがうかがえます。
他人を引きずり落とすことで「自分が優れている」と錯覚しているのです。
自分には非がない
今日のあいつもそうよ
何よ せっかくの下着台無しよ
ホントの私を知らないからよ
ホントの私を知っちゃったらもう
食いついてくるわ 抱きついてくるわ
イヤと言ったとこで泣きついてくるわ
泣きついてきたら許したげるわ
私はいい女だから ドカン
出典: G行為/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
この歌詞からも背景を読み取ってみましょう。
女性は誰か男性と関係を持ちたかった。
でも、それに対して男性は無関心で、全然手ごたえがなかった。
客観的に考えると「女性に男性を追わせるだけの魅力が足りなかった」と考えられます。
しかし、女性はそんなことを認めてしまうと「プライド」を保つことができません。
だからこそ、「男性が自分の魅力に気が付かないのが悪い」と責任転嫁しています。
「傷つきたくない」という思いが思考を歪めている印象ですね。
冷静な目で見ることができると何か新しいきっかけが開けるかもしれません。
その可能性を「プライド」を守りたいがために自ら断ち切ってしまっています。
プライドを守りたいがために、歌詞も上から目線な様子で書かれています。
自分に落ち度はなくて相手が全て悪かったと、本気で思っているようです。
男女の言い争い
肯定する…と見せかけた皮肉
全く以て同感です
あなたのおっしゃる通りです
test test test test マイクのtestです
俺はゲスです クズです イエスレッツ!
君が生まれた時代が違えば
こんなはずじゃなかったんだ
時代が時代だったらまったく
真逆の舞台立っていたんだ
間違いない 不甲斐ない男に
惑わされるこたない
奈良時代 その界隈じゃ
モテて仕方なかったんじゃない?
出典: G行為/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
女性の発言に対して男性が返事しています。
でも、肯定しているように見えて相手を馬鹿にしている印象。
「君は奈良時代に生まれていたらきっとモテてたはず。」
奈良時代の美人の定義は今とはちょっと違います。
豊満で太い眉に小さな口…。
この男性は女性の「見た目」について述べているのです。
自分のことは棚に上げて文句を言っている女性を煽っていく男性。
第3者視点からだとどっちもどっちと言いたくなります。
しかし言い争っている2人にとってはどちらも自分の方が優れていると思っている様子。
お互いにお互いの欠点を面白おかしく言い合って、相手を蹴落とそうとしています。
女性の思わぬ返し
それ褒めてんの? ねぇナメてんの?
バカにしてんの? ナメてほしいの!
だめだめそんなナメナメ言ったら
もうオブラートが溶けていっちゃうよー
出典: G行為/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
男性の発言に対して女性が反論するのですが…。
段々と怒っているというよりは、誘っている感じの言葉になっていきます。
自分には絶対非が無いと思っているのでしょうか。
女性の頭の中が「性的なこと」でいっぱいになっているのもうかがえますね。
さて、これに対して男性はどう反応するのでしょうか?
ブチ切れる男性
んなわけあるかボケ
そこドケおののけ
人の皮をかぶったこの物の怪
例え何度生まれ変わったとて
お主にゃチャンスなんざないんじゃ
その手と手取り合って
手っ取り早くテンポよく
諦めんのがええどすえ
エトセトラと性行為とオサラバ
こっちこいG行為
出典: G行為/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎