廃墟好きにはたまらないと思いますが、ものすごく雰囲気のある風景です。
殺風景なのですが、その「無」の中にナノという存在を置くことで、非常に躍動的な動画になっているのがわかるでしょう。
CGや空撮なども駆使しているので、最新の映像作品として見ても美しいですね。
相変わらずナノ自身の顔はフードに覆われていて、表情は伺えません。
ただ、たびたび映像に現れる一人の少女が、やがてナノに遭遇します。
なんとなく、アニメの内容を彷彿させる気もしますね。
では、歌詞を見ていきましょう。
瞳の奥に潜む記憶が 音も無く拍動する
A new down 蘇る 果てしないストーリー
出典: Rock on./作詞:ナノ 作曲:WEST GROUND
心の底に沈む野望が 迷いも無く躍動する
希望溢れる 失望にかられる
諦めることはお安い御用と
I desire, I desire
I've got to find my devotion yet
出典: Rock on./作詞:ナノ 作曲:WEST GROUND
「desire」は「望む」、「devotion」は「献身」や「信心」のような感じです。
諦めることを望む自分に、「私はまだ私の拠り所を見つけなければならない」と言っているようです。
誰もが憧れる無敵で無欠なような存在を
僕は壊して行く定めで
I am letting go
切り離していく過去
I will prove you wrong
忘れやしない傷跡
I am moving on
ただ進んでいくと 僕は誓うよ
出典: Rock on./作詞:ナノ 作曲:WEST GROUND
ナノはバイリンガルなので、英語の歌詞もかなり多いです。
しかも、結構肝心な部分を英語にしてしまうようですので、日本語にストレートに翻訳してしまうと、やや印象が違ってしまう場合もあるかも知れません。
一応翻訳サイトを頼って訳してみると、「I am letting go」は「私は行かせている」となり、「I will prove you wrong」は「私はあなたが間違っていることを証明します」のようです。
なんとなく直接言いにくいような言葉を英語で表現しているのかも知れません。
それでも、進んでいくことを誓います。
I'll show you how crazy life should be
やり場の無い虚しさが 僕に斬りつける
また同じ罠に負けんじゃないよ!
悔しさを忘れる為に 自分を今越える為に
I'm gonna be a prodigy
疼き出すgravityをブチかましてGO!!
出典: Rock on./作詞:ナノ 作曲:WEST GROUND
サビです。
「どんなふうに夢中になるべきか、僕が君に見せよう」と言い、「また同じ罠に負けんじゃないよ!」と叱咤しています。
しかしここの「you」は、もしかすると自分を指しているのかも知れません。
そして「天才になってやる」と言い放ち、重力をブチかましてでも行こうとします。
「Rock on!!」とタイトルのフレーズで1番を締めくくりますが、ラストにもう一度繰り返されるサビでは、「Just go!!」と叫んでいます。
それまでの歌詞の中でも、辛いことや理不尽なことがたくさんあって、心のすれ違いは時に争いを生み出してしまうこともある、と訴えます。
それでも愛はすべてを貫いていくから、願い、燃えて、信じています。
ただ突き進んでいけば、その先には光が射すだろうと、希望も持っているのです。
アニメに合った歌詞であるとともに、普通に聴いても勇気付けられる内容だと思います。
まとめ
「Rock on.」は3枚目のアルバムで、同楽曲はその締めを飾ります。
2017年5月には、「The Crossing」という新しい4枚目のアルバムもリリースされていますので、また新しいナノを見つけられるかも知れません。
それにしても軍艦島……本当に美しいです(笑)。
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