サビの歌詞
MUSIC スピーカーから鳴って
MUSIC イヤホンから流れて
MUSIC 君の耳に届いて、心にインプットして
出典: MUSiC/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
サビは、まさに音が鳴り、音楽が流れ出す風景を表現した歌詞です。
流れ出した音楽は、”君”の耳から心まで届いていきます。
「インプット」とは、外から中へ取り込むことを表す言葉です。
つまり、心に届いた音楽はそのまま心の中に取り込まれていきます。
決して忘れることのないように、耳に、心に刻み込まれる音楽なのです。
2番の歌詞
今日もさんざんなニュースが流れて
君は今、どんな気分?
本当に僕が見たくないものは
君が耳をふさいでうつむいてる姿
出典: MUSiC/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
目をそむけたくなるような、耳をふさぎたくなるようなニュースが流れる毎日。
そしてそんなニュースが嫌でも自分のところに簡単に届いてしまう世界。
そんな世界で生きているのはどんな気持ち?と問いかけられます。
いっそ耳をとじて生きていきたい、そんなことを考えてしまう世界でも、耳をふさいでほしくない。
ここではそう歌われています。
なぜ、耳をふさいている姿を見たくないのでしょうか。
それは、耳をふさいてしまえば音楽さえも聞こえなくなってしまうからです。
届けたい音楽がある。素敵な音楽がある。思い出とともに残る音楽がある。
だから、耳をふさがずにこの音楽を聴いて欲しい。
そういった気持ちがあるからこそ描かれたのが『MUSiC』の歌詞なのではないか、と私は解釈しました。
2番のサビの歌詞
MUSIC 君は殻にこもって
MUSIC 中は空っぽになる
MUSIC がらんどうの様だ
心にインプットしたい
出典: MUSiC/作詞:谷口鮪 作曲:谷口鮪
耳をふさいで殻にこもってしまえば、そこに音楽が届くこともありません。
音楽とは、記憶や思い出となるものと先ほどご説明しました。
つまり、音楽がなくなれば残したい思い出も生まれなくなってしまうのです。
記憶や思い出も薄れてしまった音楽のない世界では、”君”は”空っぽ”の存在となってしまいます。
そんな寂しい”君”に音楽を届けたい。心に届け、刻みたい。
『MUSiC』の歌詞からは、そういった感情が感じられるのです。
日常の感覚を歌った歌詞
私たちは、毎日の日常から思い出を作っていきます。
音楽は、私たちの毎日や思い出ととても密接したものです。
日常において、なんとも言えない寂しさや虚しさを感じるという人も少なくないと思います。
そういった複雑な気持ちや感覚が、この曲には描かれています。
忘れてしまうことの寂しさ。耳をふさぎたくなるニュースや言葉。
そんな世界が表現されているというのが、この曲の歌詞の魅力ではないでしょうか。
KANA-BOONの「音楽」を歌う曲
『MUSiC』は、1stアルバムに刻んだKANA-BOONの音楽への意思が感じられる楽曲です。
耳をふさぎたくなるような世界で、それでも耳を開いて音楽を聴くこと。
音楽を記憶や思い出と結びつけること。
彼らの音楽を聴かせ、心に刻み付けること。
ただ1人で音楽をやるのではなく、みんなの思い出のきっかけとなりたい、心に刻んで一緒に歩んでいきたい。
そういったことを気持ちを、この曲に表したのではかと感じられます。
事実、インディーズ時代から歌われながらいまだに人気を誇っている『MUSiC』。
それは、彼らの音楽がファンの心に忘れられることなく刻まれているということ。
そして、ファンと共に歩んできていることの証拠となっているのではないでしょうか。
さいごに
KANA-BOONの音楽への意思と、誰もが感じる日常の感覚を織り交ぜた歌詞となっている『MUSiC』。
そんな歌詞を見てみると、いまだにファンからの人気を誇っているというのも頷けます。
日常の感情を歌った歌詞は、カラオケで歌っても思わずとても気持ちが入ってしまいそうですね。
ぜひ、コードを参考に演奏しながら、カラオケで、自分の感情を乗せて歌ってみてください。
そして、彼らの歌や言葉を心や体に刻み込んで、彼らの音楽と共に歩んでいく日々を過ごしたいですね。
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