迷わず突き進め

Shout it Out【逆光】歌詞解釈!逆光に込められた意味とは?迷わない生き方を知りたいあなたにの画像

自分が自分として生きること。

それは当たり前のことのように思えて、実は難しいことだったりします。

けれど自分という人間を受け入れて歩き出すことができたなら、その1歩はきっと大きな前進に繋がるでしょう。

それを教えてくれるのがShout it Out『逆光』です。

人は誰も憧れや理想はあっても、自分以外の誰かになることはできません。

それなら自分の価値は、まず自分が認めてあげるべきでしょう。

目指したい場所。叫びたい想い。

そういったものがあるのなら、迷う必要なんてありません。

自分のまま、どこまでも突き進んでいけ。

この曲はそう言って背中を押してくれます。

平等に与えられる光

『逆光』のまっすぐな響きは、まるで吹き抜けていく風を肌で感じるよう。

シンプルで力強く、純粋な想いが伝わってきます。

MVに登場する少女はどこか儚げで、何かを探し求めているようにも見えますね。

水中に潜っても尚、少女に届く光。

それは少女だけを照らしているわけではなく、すべての者に平等に届く光です。

水の中で分散される光を見て、少女はいったい何を思うのでしょう。

自分だけが光を与えられる特別な存在でないことを知って嘆くのか。

あるいは、光はすぐ傍にあるのだと知って手を伸ばすか。

少女が見つけた答えは、きっと歌詞の中に隠されているはずです。

気持ちを開放しよう

上手くいかないことが続くと、つい自分は何もできない人間だと思い込んでしまいがちです。

本当はできることの方が多いのに、できないことばかり意識してしまう。

そんな時は無理に感情を抑え込まず、いっそ開放した方が良いのかもしれません。

1人ではどうしようもできない気持ちも、共感してくれる人がいれば少しは救われるはずです。

挑戦することを恐れてしまう

朝が来て昇る陽が落とした影に 目を細めて捻くれ者は言った
「どうせ僕に射した光は誰かから漏れたもんで
遥か頭上の分厚い雲は途絶えやしない」

出典: 逆光/作詞:山内彰馬 作曲:Shout it Out

この曲の主人公は胸の内に鬱屈とした想いを抱え込んでいるようです。

自分の元に光が射しこんでも、それを素直に受け取ることができない。

「どうせ~」の歌詞は、チャンスを与えられても挑戦することを躊躇してしまうという意味も含まれているのでしょう。

このチャンスは自分に才能があるから与えられたわけではなく、誰かの「おこぼれ」が偶然舞い込んできただけだ。

それでもチャンスに変わりはない...そう思うことができたら、どんなに良かったでしょう。

主人公は挑戦できることの喜びよりも、失敗した時の絶望を恐れているのかもしれません。

卑屈と言ってしまえばそれまでですが、きっと誰にでもこういったネガティブな思考に陥ってしまう時はあるはずです。

光が射したからといって、それだけで前向きな気持ちになれるわけではない。

向上心を持ち続けるとは、本当に難しいことですね。

想いを伝えることの価値

誰だって自分のエゴで言葉に意味を見出すから
あなたの全てが届きはしないけど

出典: 逆光/作詞:山内彰馬 作曲:Shout it Out

言葉の受け取り方は人それぞれです。

誰もが無意識的に自分に都合の良いように言葉の意味を解釈したり、選んだりしているのかもしれません。

だから、自分の言いたいことが全部誰かに届くことはあり得ない。

自分の意見に賛同してくれる人もいれば、否定する人もいるでしょう。

けれど自分の言葉のすべてが届かないからといって、それが想いを伝えなくていいということにはなりません。

世界中の人が自分の言葉に頷いてくれるわけではない。

それは当然のことであり、誰にでも当てはまることです。

だからこそ人は対立したり、途中で道を違えたりするのでしょう。

それでも、分かりあえる人が1人でもいたのなら、言葉を発したことには何かしらの意味があるはずです。

自分と同じ想いを抱えている人が、必ずどこかにいる。

そう信じることが、想いを声に出す勇気に繋がるのかもしれません。

感情を殺さないで

迷わなくたっていいんだ その想いを声にすることを
もっと上手に伝えられる人がいるだなんて
そうやって飲み込んだ 行き場を失くした感情は
グラスの氷のように人知れず溶けてしまうから

出典: 逆光/作詞:山内彰馬 作曲:Shout it Out

自分よりも言葉に影響力を持っている人はたくさんいる。

しかし、それはあくまで他人の言葉でしかありません。

言葉というものは自分で声に出すからこそ意味が生まれるのではないでしょうか。

たとえ同じような内容だったとしても、誰かが言った言葉と自分が言った言葉はまったくの別物です。

だから想いを声に出すことを躊躇する必要なんてない。

想いは言葉にして伝えていかなければ、いつか消えてなくなってしまいます。

せっかく生まれた感情を誰にも届けないまま死なせてしまうなんて、寂しいと思いませんか?

すでに誰かが言った言葉であっても構わない。

想いというのは抱え込むものではなく、誰かに届けるためにあるのでしょう。

悩んでいるのは自分だけではない