杭いようもなく忘れながら生きているよ
ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう
鼻で愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い
まだ覚えているよ
話がしたいよ
出典: 話がしたいよ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
もう忘れることしかできないということに気が付いている主人公。
二人の関係がどう頑張ったってもとに戻るはずがない。そんなメッセージが感じられます。
映画「億男」の主人公もおそらくそう分かっていたはず。
傷つけられた人が「自分を一歩前に進めるため」に自分に言い聞かせるのかもしれませんね。
でもまだ諦めきれてはいないようです。
色んな話をしたこれまでのことを思い出して、”やっぱり話したい”。
主人公にとって、よほど大切な人だったのでしょう。
頭ではわかっているけど、そう簡単に忘れることなどできないのです。
「今」君とはなしたい
今までのなんだかんだとか これからがどうとか
心からどうでもいいんだ そんな事は
いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎだけど
そう言ってやりたいんだ 大丈夫 わかっている
ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く
出典: 話がしたいよ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
最後の最後まで、受け入れがたい事であると伝わってきます。
投げやりになっていままでのことなんてどうでもいい!
今”君”と話がしたいんだ!
そんな強い気持ちが伝わってきました。
君がいなくなって、君が嫌いな味のガムを噛み、それを紙に吐き捨て前に進む。
ここでの「バス」が目の前にきてドアが開いた後の主人公の行動は、2つ考えられると思います。
ひとつは、そのままバスに乗って、”君”の元へ行き言いたいことを言ってやるということ。
そしてもう一つは、バスに乗ってドアが閉まったら、”君”をきっぱり忘れるということ。
どちらとも受け取れる歌詞に、筆者は想いを巡らせます(笑)
「BUMP OF CHICKEN」のミュージックビデオでは、最後のベンチに4人が揃って写真をとる姿が。
これが意図するところはどこなのでしょうか。
たとえ主人公にとって大切な”君”が消えたとしても、新しい人生を楽しく生きるという表現とも受け取れますね。
読者の皆さんなら、どんな解釈ができますか?
ミュージックビデオで観る『話がしたいよ』
コラボ動画
映画「億男」と『話がしたいよ』のコラボミュージックビデオが配信されていました。
こちらは映画と楽曲とが調和して苦悩の中でもがき苦しむ姿に切なさを感じます。
大金を手にして変わっていくのは自分自身だけじゃなく周りもなんだという事実に、気付かされます。
人間の本質的な欲望が露わになる恐怖すら感じます。
映画のストーリーにすっかり引き込まれてしまいますね。
『話がしたいよ』ミュージックビデオ
ヴォーカルのなんとも言えない切ない声は寂しさを倍増させるようです。
最高のバラードに「BUMP OF CHICKEN」のいいところがすべて詰まったような楽曲。
だた切ないだけじゃなく、そこにはなんとか這い上がろうとする気持ちを感じます。
自分にとって大切な何かを失った時に聴きたい1曲ですね。
最後に
いかがでしたか?
今回は「BUMP OF CHICKEN」の最新バラード曲『話がしたいよ』についてお送りしました。
やっぱり「BUMP OF CHICKEN」っていいわぁ~♪
と思っていただけたのではないでしょうか?
これまであまり「BUMP OF CHICKEN」の楽曲を聴いていなかった方も好きになってもらえましたか?
映画『億男』の主題歌にもぴったりでしたね。
人がもっている孤独の部分を素直に伝える楽曲でした。
「BUMP OF CHICKEN」は他にもドラマの主題歌や映画の主題歌を歌っています。
そちらの紹介記事もありましたので、最後にご紹介したいと思います!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました^^
OTOKAKEライターの記事を紹介
生きるのは最高だ!「BUMP OF CHICKEN」が伝えたい想いとは?
彼らの代表曲でもある「ray」。
生きるのは最高だと思える、力強さが感じられます。
何かに辛くなった時に聴くと勇気や元気がもらえる1曲ではないでしょうか。