実力は折り紙付き!路上発のミュージシャンバンド

ブレイク間近のSuspended 4thに要注意!

Suspended 4th【INVERSION】歌詞の意味を徹底解説!僕らは何を睨み続けるべき?の画像

名古屋市栄発のロックバンドSuspended 4th

普段から彼らが精力的に行っている路上パフォーマンスの動画に火が付き、一躍話題となったバンドです。

所謂ライブハウス育ちのロックバンドとは一線を画した、グルーヴ感満載の新しいスタイル。

メンバー全員が相当なテクニカルプレイヤーでもあり、その技も今注目を浴びています。

今回ご紹介するそんな彼らの楽曲【INVERSION】

PIZZA OF DEATHからリリースされた音源には惜しくも未収録の本曲。

ですが、彼らのテクニカルかつエモーショナルな魅力が満載の1曲となっています。

まずは楽曲のMVをご覧下さい♪

歌詞の全容をご覧頂く前に、まずはMVと併せて楽曲をお聴き下さい。

イントロのギターのソロから、雪崩れ込むように全員の音が合わさるフレーズ。

このたった数小節だけでも、彼らの他の追随を許さないグルーヴ感がビシビシと伝わってきます。

楽曲を聴き進めていくと、楽器隊それぞれのテクニカルさにも思わずニヤリとさせられることでしょう。

鋭利で厚みのあるバンドサウンドに、ハスキーさの中にも熱を帯びたボーカルの声。

聴き終わる頃には、きっと彼らのサウンドの虜になっていること間違いなしです。

さっそく歌詞の内容を解説していきます!

その一瞬の価値を決めるのは自分だけ

手が止まった 目を逸らした 白紙のキャンバスを
眺めたって 嘆いたって 何も変わりはしない
やらなかった やれなかった その1日が今
誰かを生かしてるって 気づいていないのか

出典: INVERSION/作詞:kazuki Washiyama 作曲:Suspended 4th

周囲を見渡せば、みんなが思い思いに大きなキャンバスを埋めています。

自らの夢目標信念理想

自分がこれから向かうべき道向かいたい将来を、色とりどりに描いているのです。

一方、自分の目の前にあるのはまだ何色にも染まっていない真っ白なキャンバス

周りのみんなのように描けるものが、描きたいものが、自分にはまだありません。

その事実に戸惑い、焦り、逃げようとしたくなる。

そんな気持ちを抱えてしまうのも、わからなくはないのです。

しかしその間にも、周りと自分との差はどんどん広がり、時間だけが過ぎていきます。

自分から初めの一歩を踏み出さない限り、目の前のキャンバスが色付くことはありません。

また、そうして自分がぼんやりしていたこの一瞬

誰かにとっては、きっと喉から手が出るほど欲しい一瞬だったのかもしれません。

あるいは、誰かが自身の大きな夢を叶えた一瞬だったのかもしれません。

そんな中でもあなたは同じ場所に留まったまま、ただ時間を無為に過ごしただけに過ぎないのです。

恐れるものなんて何もないんだ

失うモノなんてないぜ 空になった口が何かを求めて
食らう刃を立てろよ 枯れた喉鳴らして

出典: INVERSION/作詞:kazuki Washiyama 作曲:Suspended 4th

真っ白なキャンバスを抱えたままの自分。

一体何を恐れて、キャンバスに色を付けることを迷っているのでしょう?

人と比べて陳腐だったらどうしよう。

自分の色を、誰かに笑われるのではないか。

誰かみたいな立派なものを描くことは、自分にはできない。

そんな恐れ恐怖を、ここでSuspended 4thは一蹴しています。

文字通り、真っ白なキャンバスを抱える君には何もない。

それはつまり、恐れることすら何もないのだ、と彼らは呼びかけているのです。

また何もないからこそ、全てを求めることができるのだ、とも。

あなたが手に入れたいものはなんですか?

自分が今欲しいものは、身の丈に合わないかもしれない。

そんな愚かな思いを抱えてはいませんか?

自分の身の丈に合わないものを望むなら、誰よりもそれに食らいつけ。

誰よりも強くそれを求め、誰よりも高く手を伸ばし、誰よりも大きな声で叫び続ける。

手に入らないものを初めから諦める前に、手に入れる努力をあなたはしているのですか?

振り向くな、進め!

Don't let me bend my fire 睨み続けろ
立ちすくんだ昨日を 置き去りにしたって
Don't let me bend my fire 見据えた視線は
昨日を目掛けたライナー

出典: INVERSION/作詞:kazuki Washiyama 作曲:Suspended 4th

己の信念を曲げるな。

Suspended 4thはそう私たちに呼びかけています。

確かに、誰しもが恐れや恐怖で動けなくなった日々だってあります。

もうこれ以上は進むことができないと、諦めそうになったことだってあるでしょう。

それでも構わない、彼らはそう私たちにメッセージしています。

己の行く道を諦めることのない、強い意志を秘めた眼差し

そのような瞳の奥には、まさしく情熱の炎が揺らめいていることでしょう。

その炎を消すことなく、真っ直ぐに自分のこれからの道のりと向き合う。

その想いさえ失わなければ、また君は歩き出せるはずだ。

振り向かず、ただひたすら前に進め

彼らはこの歌で、そう私たちを奮い立たせてくれているのです。