1番(Aメロ~Bメロ)
走る電車
連結の辺りで
前の車両
ずっと チラ見してた
つり革つかまる
あなたの右腕
昨日より陽に灼けて
太陽 近づいた
出典: メロンジュース/作詞:秋元康 作曲:井上ヨシマサ
夏の朝の通学電車。
主人公には密かに想いを寄せる相手がいます。
相手に悟られたくないのか、はたまた恥ずかしいのか、隣の車両から彼を見つめる主人公。
彼はおそらく運動部なのでしょうね。
主人公は、毎日少しずつ陽に灼けて黒くなっていく彼の腕に注目するのです。
顔じゃ無いところに、奥ゆかしさを感じます。
サビについては、この後まとめて解説します。
2番(Aメロ~Bメロ)
こんなそばで
憧れている
女子がいると
いつか気づいてよね
ガタガタゴトンと
ハートは揺れてる
いくつ駅を過ぎたら
何かが起きるかな
出典: メロンジュース/作詞:秋元康 作曲:井上ヨシマサ
相手に対し、自分の気持ちに気づいてほしいと思う主人公。
しかし、隣の車両から見つめているだけでは難しいのではと思うのですが。
ある日、彼がいつもと違う車両に乗ることになり、自分のすぐそばに立つかも知れない…
そんな偶然を夢見ながら通学する主人公なのでした。
サビ
サビは、1番、2番で使われている歌詞がコーダでも出てきますので、ここではコーダの部分で解説します。
だから
メロンジュース
ちょっと
大人ジュース
恋は汗をかくもの
夏は
メロンジュース
それは
夢のジュース
想いすべて絞って
愛は
メロンジュース
だけど
切ないジュース
目と目 合えば満足
一人
メロンジュース
たまに
涙ジュース
私 片想い中
出典: メロンジュース/作詞:秋元康 作曲:井上ヨシマサ
彼女の汗は、暑さのせいではなく、恋の火照りからくるもの。
そして、切なさから涙も出てしまいます。
いずれにしても、青春というか、主人公の初々しさを感じる歌詞です。
ただひとつ、謎がのこります。それはこの歌詞。
ちょっと
大人ジュース
出典: メロンジュース/作詞:秋元康 作曲:井上ヨシマサ
「大人」っていうと、どういうことなのでしょうか?
ここで残されたCメロの歌詞を見ていきましょう。
結局「メロンジュース」とは何だったのか?
間奏の後、Cメロの歌詞はこうなっています。
通学路の出会い(出会い)
愛しさが募る
胸の奥の果実(果実)
ジュースにしよう
出典: メロンジュース/作詞:秋元康 作曲:井上ヨシマサ