アルバム 【Such a Lovely Place】収録

槇原敬之【モンタージュ】歌詞の意味を徹底解説!犯人のモンタージュとは?方程式のない恋心を読み解くの画像

モンタージュ】は槇原敬之の18枚目のシングル

1997年10月29日にリリースされました。

この楽曲アルバムSuch a Lovely Place】に収録されています。

音楽配信サイトにて、試聴やMP3やACCでダウンロードを利用できますので、是非聴いてみてください!

恋の一瞬を捉えたせつない歌詞バンドサウンドが絶妙に合わさって、まさに神業的に素晴らしい楽曲です。

そしてこの楽曲は当時、日本テレビ系ドラマ恋の片道切符」の主題歌としても有名でした。

ドラマのタイトルそのままに、片想いの恋心を存分に歌い上げてる本楽曲。

主人公は一体どんな恋に出会ったのでしょうか?

それでは歌詞をみていきたいと思います。

【モンタージュ】の歌詞を解説!

お店での出会い

あの坂を登れば
あのコが働いてる店
友達につきあっただけ
僕のワードローブじゃない

出典: モンタージュ/作詞:Noriyuki Makihara 作曲:Noriyuki Makihara

【モンタージュ】とは部分的なイメージを集めて作る写真のことで捜索中の手配犯の写真でも用いられます。

また、元は映画用語で、バラバラの写真が組み合わさって一つの意味を創る技法のことでもあります。

このタイトルは一体どのように歌詞で活きてくるのでしょうか?

まずは、主人公と恋の出会いをみていきましょう。

主人公が好きになった人は、お店で働いているとあります。

そのお店を訪れたきっかけは、ただ友達についていっただけでもともと主人公の趣味のお店ではなかった。

ワードローブ」とは、家にある自分が着回している服全体のことを意味します。

あまり好みではない洋服のお店に、ただ友達の付き合いでついてきただけ。

主人公は何も期待していない、ただただふらりと訪れた様子がわかります。

そんな場所で一体なにがおこったのでしょうか?

一瞬で落ちる恋

ひとめみたとき
僕は生まれて初めて
自分の耳が赤くなっていく
音を聞いた

出典: モンタージュ/作詞:Noriyuki Makihara 作曲:Noriyuki Makihara

主人公は生まれて初めての経験をします。

それは、一目みて一瞬で恋に落ちる「一目惚れ

その瞬間に、耳の色が変わる音が聞こえてきたそうです。

主人公が予想外すぎる展開に頭がついていかず、血が上っていく音だけが聞こえた。

洋服がたくさん陳列されている通路を抜けていくと、突然ドキッとする場面に遭遇したのがわかります。

このドキっという胸の音は、ときめきを遥かに超え、驚きも飛び越し、ただの身体の反応だけになるほど。

主人公自身も捉えきれない衝撃が走った様子が面白いですね。

恋するタイミングとは

恋をするつもりなんて
これっぽっちもないときに
限って恋がやってくる

出典: モンタージュ/作詞:Noriyuki Makihara 作曲:Noriyuki Makihara

恋をするのは一体どんなときなのでしょうか?

こういう時と定義することは難しいと思います。

主人公は、全く期待していないときに限ってやってくると言っています。

限って」という言葉を使うところが、無邪気で素直な雰囲気を感じてしまうのではないでしょうか?

もしくは本当の恋にぶつかったのだな、という印象をもたらします。

恋がしたくて恋ができる人は、ある程度恋がなんたるかを心得ていてコントロールできる器用さを感じます。

そんな人は刺激的で魅力が溢れ活気があり、とても素敵だと思います。

しかし、「びっくりした!恋しちゃった!」と言える主人公のような人も愛らしくて素敵ですね。

よくわからない記憶

身体が憶えている

思い出してみる
君がどんな顔だったか
凍りついてた心の
ドアをあっけなく開いた君

出典: モンタージュ/作詞:Noriyuki Makihara 作曲:Noriyuki Makihara