大好きって意味だよ
キョエのデビュー作
NHKで放送されている人気バラエティ「チコちゃんに叱られる!」。
その中のコーナー「ひだまりの縁側で…」に登場するキョエは、江戸川の黒いカラスです。
「バカー!」という毒舌で人気を集めています。
この人気ぶりから、NHKの「みんなのうた」でキョエが歌うことになりました。
その曲が「大好きって意味だよ」。
2019年5月22日にリリースされました。
この歌詞について考察していきたいと思います。
キョエの声の主
そして編曲は多くのアーティストをプロデュースする本間昭光さんです。
本間さんはポルノグラフィティやいきものがかりなどのプロテュースを手がけています。
気になるのはキョエの声の主。
「大好きって意味だよ」で歌手デビューを果たしたキョエですが、歌が上手と話題でした。
声の正体は、いきものがかりのボーカル、吉岡聖恵さん。
声優は非公開とされていましたが、この曲の公式サイトに吉岡さんの名前が書かれています。
「キョエ」という名前は「きよえ」にかかっていたのかもしれません。
歌が上手なことも納得です。
1番のストーリー
あの子と相手
物干し竿にとまり今日も
誰かを見ているよ
さっき大喧嘩していた
あの子が頬杖ついてる
本当は自分も悪かった
謝ろうか迷っていて
あっちの窓をのぞいたら
相手も頬杖ついている
出典: 大好きって意味だよ/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
それでは、早速歌詞を見ていきたいと思います。
まずこの曲に出てくるのは「あの子」と「相手」の2人です。
キョエ目線ということで第三者の言い方になっています。
しかし「私」と「相手」に置き換えると想像しやすいのではないでしょうか。
歌詞のストーリーに入り込みたい方は、自分に置き換えてみてください。
「あの子」と呼んでいることから、年が若いことがわかります。
小学生から中学生くらいでしょうか。
よくあるシチュエーション
「あの子」と「相手」は大喧嘩をした直後でした。
二人とも離れた場所で頬杖をついてふてくされているようです。
頬杖をつくほどということは、とても激しい喧嘩をしてしまったのでしょう。
「あの子」は自分が悪かったことを自覚していますが、素直になれない様子。
よくあるシチュエーションだと思います。
「相手」も本当は仲直りしたいのかもしれません。
しかし自分が悪いと思っていても、なかなか謝ることができないのが人間というものです。
そして歌詞にある「あっちの窓」という言葉。
キョエは「物干し竿」にいるため、窓が並ぶ場所ということがわかります。
ここは家なのではないでしょうか。
隣の家が見える一軒家、もしくはマンション。
登場する2人は、近くに住んでいて、いつも遊んでいるほど仲良しなのかもしれません。
「喧嘩するほど仲がいい」という言葉もあるほどです。
「素直になって早く仲直りすればいいのに」というキョエの気持ちが伝わってきます。
2番のストーリー
あの子とママ
さっき公園でひとりぼっちで
おままごとしていたあの子だ
今日も一日楽しかった?って
仕事帰りのママが聞くと
「うん!」と笑顔でうなずいた
出典: 大好きって意味だよ/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
2番で登場するのは、公園で遊んでいた「あの子」。
遊んでいた内容からして、幼稚園生くらいでしょうか。
そして、その母親。
母親は1日中仕事に行っていて、「あの子」とは一緒に遊べていないようです。
父親がいるかもしれませんし、母子家庭の可能性もあるかもしれません。