デビューミニアルバム「焦燥」

焦燥/GLIM SPANKYのデビューミニアルバムで17歳の時の曲が満を持して登場?!コード譜・歌詞の画像

メジャーデビュー作

2014年6月にGLIM SPANKYメジャデビュー作となるミニアルバム「焦燥」がリリースされました。

「すごいやつらが出てきた」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

アルバムの内容を詳しく見ていきましょう。

収録曲詳細

01. 焦燥
02. MIDNIGHT CIRCUS
03. ダミーロックとブルース (Live)
04. Flower Song (Live)
05. Rolling In The Deep
06. ひこうき雲

出典: 焦燥/GLIM SPANKY

全6曲入りのミニアルバムになっています。

「焦燥」と「MIDNIGHT CIRCUS」はインディーズ時代から歌っていた曲だったようです。

「ダミーロックとブルース」と「Flower Song」はライブ音源になっており、臨場感や攻撃的な要素がヒシヒシと伝わってきます。

ライブに足を運んで欲しいという思いも込めて収録したのでしょう。

「Rolling In The Deep」はアデル、「ひこうき雲」は荒井由実さんのカバーとなっています。

亀本寛貴さんのギターと松尾レミさんの歌のみで、自分たちの歌になっているのがとても格好良いです。

閃光ライオット2009

10代限定ロックフェス

GLIM SPANKYの「焦燥」を語る上で欠かせないのが、閃光ライオット2009ではないでしょうか。

閃光ライオットは、SCHOOL OF LOCK!などが主催している10代限定のロックフェスです。

5500組で予選が行われ、14組が閃光ライオット2009に出場しました。

出演したのはOKAMOTO'Sのメンバーが多数在籍していたズットズレテルズ、MOSHIMOの前身バンドのCHEESE CAKE、関取花さん、古舘佑太郎さんが在籍していたThe SALOVERSなど。

今も音楽業界で活躍している沢山のアーティストが参加した2009年の閃光ライオットにGLIM SPANKYも出演しました。

1万人の前で「焦燥」を披露

閃光ライオット2009で歌われたのが「焦燥」です。1万人を超えるオーディエンスの前で披露されました。

オリジナル曲を作り始めてから3、4曲目だったそうで、当時17歳でした。

10代だから書けたと思える尖った歌詞と、10代とは思えない厚みのある音楽は、他の参加バンドと全く違う印象を受けました。

レコーディングにハマ・オカモトが参加

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閃光ライオット2009で披露された「焦燥」がミニアルバム「焦燥」に収録されましたが、このアルバムのレコーディングにハマ・オカモトさんが参加しています。

高校生だった頃、閃光ライオットを通して2人は知り合いました。

GLIM SPANKYは4人組のバンドでしたが、高校卒業時にベースドラムの2人が脱退し、メンバーが松尾レミさん、亀本寛貴の2人になりました。

メジャーデビューが決まり、初めてのレコーディングだったので知り合いにお願いしたそうです。

閃光ライオットはグランプリを争うフェスですが、それがきっかけでお互いをリスペクトし合える良い関係が作れたようですね。

歌詞解説

雨は止み 夜が来る
コンクリートは脈を打つ
僕らはまた 抵抗なく
時の流れと平行するのさ

出典: 焦燥/作詞:松尾レミ 作曲:松尾レミ

始まりから17歳とは思えないような歌詞です。

コンクリートが脈を打っているのは、人間が歩いている足の音を表しているのでしょう。

そして何も思うことなくそのまま歩いていくのです。

ここからエレキギターが入り、曲調が一気にロックテイストになります。

2秒前の自分でさえ
もう過去のものとなっている
知らないうちにこんなに早く命を
消費している事に気づきもしないや

出典: 焦燥/作詞:松尾レミ 作曲:松尾レミ