「竹富島で会いましょう」について
竹富島って?
沖縄県石垣島から高速船で約10分程度の距離にある小さな島が竹富島です。
人口は約300人ほど。
こぢんまりとしていますが独特の歴史と信仰が色濃く残る伝統的な島です。
海水浴で利用する人も多く、人気リゾートでもあります。
のんびりとした雰囲気の島で癒されたいと思う人は多いのではないでしょうか?
竹富島で楽しめるのはリゾートだけではありません。
伝統溢れる島なので沖縄の原風景を感じることができます。
沖縄出身ではなくても何となく人としての懐かしさを感じられる場所といえるでしょう。
楽曲をチェックしましょう!
竹富島ののんびりした雰囲気を全体で表しているような曲です。
ほんわかとした空気感は聴くだけで気分を和らげてくれます。
多くの名所が出てくる歌詞に竹富島の風景が目に浮かぶようです。
ぜひ歌詞解説の前に聴いてみてください!
竹富島に行ってみたくなってしまうかもしれません。
星の砂の浜辺で
旅を続けていればこそ
いつかもう一度会えるはず
白いサンゴの一本道は
星の砂へと続く道
サーツンダラカヌシャマ マタハーリヌ
竹富島で会いましょう
出典: 竹富島で会いましょう/作詞:BEGIN 作曲:BEGIN
主人公の設定は旅人のようです。
誰かもう一度会いたい人がいるのでしょうか。
以前に竹富島に来た際に仲良くなった人かもしれません。
ここでは星の砂があることで有名なカイジ浜が出てきます。
そこで知り合った人なのでしょうか。
下から2行目の「サーツンダラカヌシャマ」とは愛しい人という意味があります。
その後の「マタハーリヌ」は特に意味がないのだとか。
主人公が会いたい人がどんな人なのかという描写はありませんが、愛しい人ということだけははっきりしました。
もしかしたらその人を探す旅に出ているのかもしれません。
きっと様々な場所に出向けばいつかもう一度会えるという淡い希望を胸に抱いて旅をしているのです。
もし本当にご縁があればばったりと顔を合わせることがあるかもしれません。
それこそ運命のよう。
そんなことがあればもう運命の人だといわざるを得ないでしょう。
この曲はそんな不可能と思えるようなことが本当に起こりそうだと思わせてくれる不思議な力が感じられます。
のんびり行こう
時は流れているものを
刻むからこそ無理も出る
船に揺られて 釣り糸垂らせば
釣れた魚は空の色
サーツンダラカヌシャマ マタハーリヌ
竹富島で会いましょう
出典: 竹富島で会いましょう/作詞:BEGIN 作曲:BEGIN
本来であればゆったりと流れているはずの時間です。
それを無理に小刻みにしようとするからおかしくなってしまうのでしょう。
沖縄の時間は本当にゆったりと流れているように感じます。
実際は1日24時間でどこも代わりはないのですが…。
やはり時を刻むことなく過ごしているからなのでしょう。
時にはのんびりと釣り糸を垂らして船釣りでも楽しめば、空の青さにも気づくことができます。
忙しいとついつい下ばかり見て空を見上げることがなくなってしまいませんか。
たまには上を見てホッと一息つくことも大切です。
もちろん忙しいことが悪いわけではありません。
仕事などが充実している時はそれはそれで良いでしょう。
でもあまりにスケジュールがきゅうきゅうに詰まっていると息が詰まってしまいます。
そんな時は竹富島に行けばゆったりとした時の中でのんびり過ごし、人生の意味を考えることができるでしょう。
沖縄の原風景が目に浮かぶ
夕日待つ様な赤瓦
恋を伝えるミンサー帯
誰を待ちましょうコンドイ浜で
浅い眠りで夢の中
サーツンダラカヌシャマ マタハーリヌ
竹富島で会いましょう
出典: 竹富島で会いましょう/作詞:BEGIN 作曲:BEGIN
赤瓦は沖縄の文化を代表するものです。
ただ近年では竹富島のような沖縄の原風景が残るところでしか見ることができなくなっています。
夕日色に染まったような赤瓦の屋根は夕日に会えるのを待ちわびているかのようです。
2行目に出てくるミンサー帯とは、着物の帯のこと。
愛する男性に送るものなのです。
ミンサー帯には5つと4つのかすり模様があります。
それには「いつの(5つの)世(4)までも末永い幸せ」という意味が込められているのだとか。
そのミンサー帯を手に抱えてコンドイ浜で誰かを待っている情景が描かれています。
コンドイ浜は竹富島がある八重山諸島を代表するビーチです。
絵に描いた様な透き通る海と白い砂浜が特徴。
そこで待っていた人は待ちくたびれてうたた寝してしまったのでしょう。
もしかしたら夢の中で愛しい人に会えたのかもしれません。
そんな様子を主人公は遠くから見つめているのでしょう。
映画の一幕にありそうな風景です。