第10位
STREET LIFE
ミドルテンポのナンバー。
TAKUROがアコースティックギターを弾いているのですが、ぜひその音色に耳を澄ませてみてください。
指が弦の上を動くたびに「キュキュッ」とアコギ特有の音が鳴るのですが、それがとても味わい深いです。
さらに、HISASHIのエレキギターにもご注目。
Aメロでは太く独特の響き方をする、三味線のような不思議な音を出しています。
しかしアウトロを聴いてみると、その音色はアコギとユニゾンしても違和感がないくらいに変化しているのです。
変幻自在、魅惑のギターサウンドにも耳を澄ませながらお楽しみくださいね。
歌詞
僕の心に巣喰う卑怯者の芽を摘んで
もう少し自分に胸を張って生きられるはずさ
出典: STREET LIFE/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
冒頭部分の引用なのですが、とても美しい比喩表現ですね。
卑怯者なのは自分じゃない。たまたまその感情が自分の心に根を張ってしまっただけ。
そうやって気持ちを前向きにさせてくれるフレーズです。
第9位
Runaway Runaway
疾走感のあるロックなナンバーがランクイン。
思わず手をあげてしまう、ノリノリの楽曲です。聴きながら思わず体が動いてしまうでしょう。
ベースとドラムが刻み続ける一定のリズムが疾走感を出しており、ギターはそこに華を添えています。
特にAメロのギターフレーズはお洒落でかっこいいので、注目してみてください。
サウンド自体はとても硬派でロックな雰囲気なのですが、メロディやギターソロからはポップさも感じられます。
そのようなバランスの良さ、耳なじみの良さがおすすめのポイントです。
Runaway 羽の無い悲しみの天使達に
Runaway 今だけは安らぎに満ちていて
Runaway 叶うならこれからは幸せに
Runaway 何一ついい事無かったな…
出典: Runaway Runaway/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
アップテンポなメロディーとは違い、歌詞は少しダークな印象があります。
特に抜粋した歌詞の最後のフレーズ「何一ついいこと無かった」というネガティブな言葉。
タイトルの「Runaway」は「逃げる」という意味を持つ言葉です。
こんな「今」から「逃げる」ようなイメージなのだと読み取ることができます。
第8位
HOWEVER
イントロで流れるピアノとバイオリンの音色には、TERUのハスキーボイスがとてもよく似合います。
Aメロではギター、ベース、ドラムすべてが控えめで、ボーカルがとても際立っています。
そのままサビに入るときに音が一気に加わるので、その対比がサビをより一層目立たせているのです。
音が一気に加わるといっても、それぞれの楽器のフレーズは比較的シンプルに聞こえてきます。
だからこそ、この曲が持つメロディの強さがリスナーに伝わりやすいのでしょう。
やわらかな風が吹くこの場所で
今二人ゆっくりと歩き出す
出典: HOWEVER/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO