愛さずにはいられない「ドミコ」とは?
プロフィール
ドミコは2011年に結成された、ギターとドラムの2ピースバンドです。
ギターのさかしたひかるさんがボーカルもされていてドラムは長谷川啓太さんです。
「化けよ」は2020年発売2ndミニアルバム「Voo Doo]に収録されています。
このアルバムはより力強くなった彼らの実力がうかがえます。
新種の生命体?
音楽は元々感覚的なものです。
今更ドミコを感覚的と言うのもおかしな感じがしますがこの言葉が一番ピッタリくるバンドだと思います。
ロックのカテゴリーは色々ありますがサイケがネオサイケになってそこからもあれこれ枝分かれです。
そしてロックもポップになったりしていますね。
そんなこんなで「ドミコ」を無理にどこかのカテゴリーに入れる必要もないのかなあという感じがします。
ドミコさんが「無理して生きたくないよう」と言っているように聞こえるのです。
ですがこれも「フリ」かもしれません。
虚勢を張らない分だけ芯は強いのではないでしょうか。
音楽にも一貫した「ブレ」ないものを感じます。
知れば知るほど愛さずにはいられないバンドです。
新種の人間としてこれからも、新しい何かに「化けて」行って欲しいと思います。
「化けよ」MV
吸い込まれて行きそうなユニークなMVです。
何かが細胞分裂しているようなモヤモヤした感じがしますね。
かっこよくボーカルの声が音に溶けていくのがドミコの特徴でしょうか。
次では生命のロマンを求めつつ「化けよ」の世界を訪ねて見たいと思います。
歌詞考察~「化けて」出るのはだあれ?
Rockを探しに行こう
パクパクしてきそうな Shake & Roll
ぶらつきまわっても 見つけていこう
出典: 化けよ/作詞:さかしたさとる 作曲:さかしたさとる
(これから歌詞の中の主人公を「僕」としてお話を進めて行きます。)
「なんだかワクワクするようなドキドキするようなことはないかな。
こんなの聞いたことないような、そんな曲が作りたいなあ。
グチャグチャと混ぜてグルグルっと回せばできるみたいなもの。
グチャグチャっと音を混ぜればこんなにヘビー!
ドラムのスティックもくるくる回すとあっという間にできた!
こんなHotな曲がどこかにないかな…」。
僕はそんなことを考えながら歩いています。
空想を膨らませながらヒラメキを待ってみることにしました。
「どうやらやっぱり今日はなんだか変だぞ」。
何か変なことが起こって欲しいのかもしれません。
今日はいつもの道も違って見えるようです。
歩いていると何かの気配を感じます。
遭遇したいよ
絶滅危機の魂や細胞
化けろ 化けろ
出典: 化けよ/作詞:さかしたさとる 作曲:さかしたさとる
「この辺やら、あの辺やら、これってもしかしたら僕に似てたお友達?
生きてた時はきっと似てたんだ」。
あの子もこの子も生きてたらきっと友達になれたのに、とあたりをキョロキョロ。
イマジネーションを膨らませ過ぎて意識がトリップしてしまったようです。
自分の「そもそも論」とか、考えていると止まらなくはなって来ますね。
「僕は何処から来て何処に行くのか」とか。
進化論なんか知りたいような知りたくないような…。
そこで一旦休憩です。