NEWS「サヤエンドウ」の男気あふれる世界観
「NEWS」という船に乗るクルーたち
NEWS『サヤエンドウ』は、2006年3月15日に発売した5枚目のシングルです。
オリコンチャート週間1位、3月度月間1位を獲得したこのシングルにて、NEWSは7人体制から6人体制へとスライドしました。
メンバーが1人欠けてしまったNEWSが歌った『サヤエンドウ』。
その歌詞に篭められた願いは、「NEWS」という船に乗るクルーが海原を悠々と突き進むことでした。
芽を出す前の豆たちを懐に抱いたサヤエンドウ。
一蓮托生であるからこそ、母体となるサヤエンドウを一粒の豆が守らなければならないという気持ちを託した歌詞を読むと、何かとドラマの多いNEWSについて想いがめぐります。
「青春アミーゴ」チームが再結集
作詞:zopp、作曲・編曲:Shusuiのコンビによる『サヤエンドウ』。
このコンビといえば、社会現象化した修二と彰『青春アミーゴ』(2005年度年間チャート1位、2006年度年間チャート3位)を世に出した作詞作曲チームとして有名です。
ノスタルジックでメロディアスな曲調は、『サヤエンドウ』にもしっかりと引き継がれています。
アルバム『pacific』#2に収録
「サヤエンドウ」の『Bravo』って何?
劇場版『ワンピース カラクリ城のメカ巨兵』主題歌
「Bravo!」というワードのリフレインが印象的な『サヤエンドウ』ですが、言葉通り、これは「ブラボー!」という意味です。
舞台でアクターが素晴らしい演技をした時、想像以上の感動的なエンディングを迎えた時、私たちが思わず上げる歓声です。
『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』は、国民的アニメ『ワンピース』劇場版の7作目にあたります。
このエンディング曲ということで、作詞の段階からワンピース要素を目一杯盛り込んだ構成となっており、「コミカル冒険活劇」を楽しんだ観客を興奮冷めやらぬままスクリーンから送り出すサウンドが意識されています。
エキゾチックでトロピカルなスティールパンの音色が効いた、南風を追って旅をしたくなる曲調です。
1番の歌詞の解釈
ワンピース?NEWS?世界が交差する歌詞を楽しむ
それでは、「ワンピース」の世界を味わいながら歌詞をチェックしましょう。
海の真ん中 目覚めた 囲まれた
いかついドクロが おいらに怒鳴る
「おまえはいつまで寝てんだ、やつらがそこまで来てんだ」
その瞬間全てが 動き出した そうさ本物だったんだ
無数の 迫る影 胸が騒いだ
出典: サヤエンドウ/作詞:zopp 作曲:Shusui,Fredrik Hult,Jonas Engstrand,Ola Larsson
かつて「NEWS サヤエンドウSPサイト」に期間限定で掲載されていたコミックに描かれていたのは、「海賊の夢を観る子ども」のストーリーでした。
海の真ん中で目覚めたら、ドクロの旗に囲まれていて、「いつまで寝てんだ!」とどやされます。
視界の向こうに揺れる無数の影に、いきなりクライマックスの予感です。