NEWSのシングル「サヤエンドウ」の歌詞『Bravo』が気になる！アニメに起用！？

船のクルーに一度なったからには、お互いが助け合わなければ船は前には進みません。

その姿はまるで、同じサヤに包まれる豆つぶのようです。

「サヤエンドウ」のように今日も船に守られ、船を守り、それぞれ独立した一粒のエンドウ豆たち＝ONE PEASが身を寄せ合っています。

お互いにとって特別なたった一つのかけら＝ONE PIECEとして、船を構成するパーツになるのです。

「ガンダラーダ」とは、NEWSの造語です。

友情を守る呪文と作詞家のzopp氏は定義していますが、夢うつつで聞こえるその呪文が聞こえなくなったら、冒険は終わってしまうかもしれません。

その前に「さらば」と仲間に挨拶を残すのです。

1番では船を囲んでいた影が、2番では甲板にまで押し寄せています。

「奴らにお見舞いするんだ、お前が船を守るんだ！」 そう叫ぶ声が遠くから聞こえます。

それはどうやら、自分を取り囲む影ではない、別のドクロマークのようです。

ワンピースのストーリーにて、ドクロにまつわる印象的な話と言えば、トニートニー・チョッパーとドクター・ヒルルクの話です。

ドクター・ヒルルクは、「治らない病気はない。全ての病気にドクロマークを掲げ、海賊のように戦う」とチョッパーに遺言しました。

それ以来、海賊旗に描かれたドクロは「不可能をものともしない信念の象徴」と捉えられています。

もしかしたら、ルフィかもしれません。

あるいは、自分がルフィのように勇気付けられる友人の声かもしれません。

”あいつ”がそばにいるから怖くない、そして拳を握り締め、「笑顔というお宝を守るための戦い」を決意します。

「トンズラーダ」もまた、NEWSの造語です。

そのまま「トンズラする」という意味合いです。

逃げるは勝ち、とばかりに、お宝だけは離さず、夢が覚める夜明け前に「さらば」と伝えるのです。

明日会う約束を信じて、水平線のかなた、夢の狭間へと姿を消すドクロたちでした。

普通のアイドルソングとして聞くとハテナマークがたくさん浮かぶ歌詞かもしれませんが、いざ「ONE PIECE」の世界観に浸してから聞きなおしてみると、これほど胸が高鳴るエンディングテーマも珍しいのではないでしょうか。

これを機会に、今夜『サヤエンドウ』をBGMにしながら「ONE PIECE」を読み返してもいいかもしれません。