第1位【himawari】
堂々の1位には、「himawari」。
エモーショナルなこの楽曲は、映画「君の膵臓をたべたい」用につくられました。
命の美しさ、強さ、優しさ、残酷さが壮大なアニメーションで表現されています。
実写ではとても再現できない、非現実的なクオリティ…。
PVを見終えたときの切なさと感動は、映画本編にも負けないものとなっています。
なんとこのPVはありがたいことに、Official Channelで全編が視聴できます！
注目ポイントなんて絞れない！
まるで3時間ほどの長編映画をギュッと濃縮したかのような約6分間のMV。
もはやどこに注目すればよいかなど、提案できません！
ぜひ時間を空けて、何度もご覧ください。
作中の色、動き、演出1つ1つどれもに深い意味が込められているはずです。
鑑賞する度に、新しい気づきが生まれることでしょう。
PV大量追加！さらに観てほしい作品紹介
2020年に一挙公開されたPV
凝った構成のものが多いにもかかわらず、今までは無料公開されているものが少なかったのです。
しかし、2020年4月、多くのPVが公式チャンネルで一挙公開されました！
新型コロナウイルス感染症により外出自粛が必要とされ、多くの人が不安の中にいた時期。
ミスチルの音楽で心を癒やし、勇気をもらってほしい。
そんなメッセージが感じられる出来事でした。
ここでは追記として、公開されたPVから特に必見の作品をいくつかご紹介します。
PVというよりもはや映像作品と呼びたくなる名作の数々を、ぜひご覧ください。
くるみ
ミスチルのMVといえばこれ！と挙げる方も多いのではないでしょうか。
ミスチルのメンバーはほとんど登場しない、ショートフィルムのような物語仕立てのPVです。
決して幸せとはいえない毎日を送る中年の男。
ある日ギターと出会い、冴えない日常の中男はバンドを組もうと思い立ちます。
夢を追うことの楽しさとほろ苦さ。
思わず涙がこぼれる一作。
短編映画を見終わった後のような感動を感じられます。
HERO
こちらも映画のような感動が味わえる名作PV。
アニメーション作家の村田朋泰による映像は、全編がクレイアニメによって作られています。
まるで生きているかのように瞬き、動く人形たち。
手作りのあたたかい質感は、あたたかい愛を描いた「HERO」という楽曲の魅力を存分に伝えてくれます。
故郷に帰ってきた男。
その過去の出来事、そして男が見つけたものとは…。
詩的で美しい映像は国内のPVに贈られる賞にも輝くなど、極めて高く評価されています。
どこか懐かしく、胸がきゅっと締め付けられるような優しい映像の世界。
是非チェックしてみてください。
ヒカリノアトリエ
「ヒカリノアトリエ」は、NHK朝の連続テレビ小説主題歌としても注目を集めた一作。
このPVは、まさにアートといえる程の圧倒的な映像美を持っています。
ペーパークラフトと布、そして人間の体と手で描き出される繊細な絵本のような物語の世界。
特筆すべきは、ほぼすべてが人間の手によって作り上げられていることです。
登場人物だけではなく舞台の移り変わりなど、あらゆるところが人間の手で表現されていく映像。
もはや音楽の付属物ではなく、単独の芸術作品としてミスチルファン以外にも是非観てほしい一作となっています。
「勇気」をコンセプトとして描かれていく物語も心を揺さぶる必見の一作です。
