『キスしてほしい』はTHE BLUE HEARTSを代表する曲のひとつ
シンプルなコード進行と単純で軽快ビートにメロディアスな歌メロが特徴のTHE BLUE HEARTS。
ボーカルのヒロトが書く歌詞は「思いやり」や「やさしさ」を根本にしたものが非常に多く存在します。
デビュー当初は10~20代の若いR&R Kidsのハートを釘付けにしました。
『キスしてほしい』も、非常にシンプルで憶えやすい曲に仕上がってます。
『キスしてほしい』のPV(プロモーション・ビデオ)はアニメ映像!
まずは、その『キスしてほしい』のPVを観てみましょう。
ご覧いただければ分かる通り、子供向けタッチのアニメーションのみで構成されており実写は一切登場しません。
なかなかセンスのある作りです。
『キスしてほしい』はTHE BLUE HEARTSらしいストレートな展開の曲
キスしてほしい キスしてほしい
キスしてほしい キスしてほしい
出典: キスしてほしい/作詞:甲本ヒロト 作曲:甲本ヒロト
ご存知、サビの部分の歌詞ですが、この曲を一言で表現するならとにかく「ストレート」という言葉がぴったりな曲だと思います。
- シンプルでストレートなドラムス
- 飾り気のないストレートなベースライン
- シングルコイルでかき鳴らすストレートなギター
- 単純ながらしっかりとメロディを押さえたストレートなボーカル
- 全編通してのストレートな歌詞とコード進行
THE BLUE HEARTSらしさがしっかりと詰まっている曲に仕上がってます。
『キスしてほしい』は発売後30年近く経ってもCMソングやカバーで使用されている名曲
『キスしてほしい』は、1987年の発売から現在にいたるまで数々のCMソングに使われています。
発売とほぼ同時点でレナウン「I.N.EXPRESS」のCMソングに起用されました。
その映像がこちらです。
2007年|発売から20年後にもCM起用から問い合わせが殺到しリバイバル・ヒット!
発売から20年後の2007年、カラオケビッグエコーのCMに起用されました。
女性モデルが歌うカバーバージョンというスタイルになっております。
このときオンエアーされるやいなや、視聴者から問い合わせが殺到し、急遽、配信限定でリリースされました。
名付けられたバンド名はなんと「Red Hearts」!
問い合せはほとんどが10代の視聴者だったそうです。
おそらくTHE BLUE HEARTSの存在すら知らない人たちだった可能性もあります。
いつの時代でも10代のハートをつかみ続ける曲、なんだかロマンあふれる話です......
2009年|A BOY'S SONGがすべて英語によるカバーアルバムを発表!
2009年には、覆面バンドのA BOY'S SONGにより英語の歌詞でカバーされてます。
「THE BLUE HEARTS COVERS」という全曲女性ボーカルによるカバーアルバムに収録されました。
『KISS ME PLEASE (Tu-Tu-Tu)』というタイトルです。
個人的にはちょっとアレンジされすぎているかな?といった感もありますが、興味ある方はチェックしてみて下さい。