本当の気持ちとは裏腹につい冷たくしてしまい、後悔する自身と区切りをつけある決心をしたことがわかります。

幼馴染とはいえ、自分の本心をさらけ出すことは勇気が要るものです。

緊張や切なさ、逢いたい気持ちなどが複雑に絡み合い、スマートフォンを打つ指先の体温を奪っていきます。

しかし心の中でどんなに複雑な感情が渦巻いても、根底にあるのは「すぐに逢いたい」という気持ちだけです。

「Eve」の歌詞に隠されたメッセージ~1サビ

いよいよ最初のサビ部分の歌詞に入っていきます。

明日もしあの場所にきてくれたら
全部伝えよう
受け止めてくれるかな
僕たちだけの時を止めたまんま
変わらない想いを抱きしめたい
明日もしその笑顔観れるのなら
僕の全部君にあげる

出典: Eve/作詞:Vandrythem 作曲:原一博

「明日もしあの場所にきてくれたら全部伝えよう」

「明日もしその笑顔観れるのなら僕の全部君にあげる」

ここにきて本人の気持ちの核心に触れることになります。

このフレーズは、すなわちプロポーズをする決心をしています。

幼馴染の2人なのでお互いの気持ちはすでに分かっているのかもしれません。

しかし面と向かって気持ちを伝えるということは、人生の中でも数えるほどしかないものです。

ましてやプロポーズという行為は、その中でも特別な意味を持ちます。

これまで冷たい態度やつい感情的になってしまった時でも、離れずに側に居てくれた人です。

さまざまな心境の変化はあったものの、正直な気持ちは変わらないということがフレーズに隠されています。

「Eve」の歌詞に隠されたメッセージ~Cメロ

Eve」の一連のメロディの中で、アクセントになる部分です。

いわば最後のサビ部分に繋がっていく重要なパートになります。

歌詞のストーリーとしてはどのような位置付けなのでしょうか。

誰もいない景色ばかり
頭を駆け巡っては消して
その度僕に教えてくれる
君はずっとかけがえのない人

出典: Eve/作詞:Vandrythem 作曲:原一博

「誰もいない景色ばかり頭を駆け巡っては消して」という部分は一見わかりにくい表現のように思えます。

「誰もいない」とは自分にとって最後に残る人をイメージしていると捉えるられるのです。

頭の中をまっさらな状態にして、真っ先に思い浮かぶ人は本当に大切にしたい人といえます。

何度も頭に浮かぶ女性、それが「かけがえのない人」であり物語でもう一人の主人公なのかもしれません。

「Eve」の歌詞に隠されたメッセージ~2サビ

いよいよ最後のサビ部分の歌詞のストーリーを紐解いていきましょう。

壮大なバラードでHey!Say!JUMPの名曲でもある「Eve」もいよいよ大詰めです。

もう何もいらない
君がいればそれだけでいい
受け取ってほしいんだ

僕たちだけで育もうとしてる
終わらない想いを抱きしめてる
明日もしその笑顔見れるのなら
僕の全部君にあげる

君にあげる

出典: Eve/作詞:Vandrythem 作曲:原一博

相手に自分の気持ちを伝えるには、回りくどい言い方や気取ったフレーズは不要です。

できるだけ簡単な言葉で、ストレートに素直な言葉を投げかけるのが重要になります。

これはプロポーズにおいても同じです。

この歌詞では「もう何もいらない」という覚悟を持って、プロポーズを「受け取ってほしい」とあります。

愛の忠誠を誓う姿はHey!Say!JUMPらしい王子様のような独特の世界観が感じられるのです。

Hey!Say!JUMPのファンでなくとも、女性であれば誰もが言われてみたいセリフではないでしょうか。

この「君にあげる」は「Eve」の曲中に何度も登場する重要なフレーズです。

そして同時にこの曲の世界観を一言で表している、大切な表現といえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Hey!Say!JUMPを代表する珠玉のバラード「Eve」。

多くの女性は今作で世界観やフレーズに、キュンとさせられたでしょう。

今作のサビの部分ではひたすら愛の言葉を叫ぶような情景が歌詞とともに浮かびます。

まさにそれは「Eve」がひとつの物語ということです。

そして最後はこの楽曲の要となる「君にあげる」という言葉で結ばれています。

ライブでも人気の高いこの楽曲を、ぜひ改めてじっくり聴き入ってみてはいかがでしょうか。

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