明るく世界を駆け巡る「NA」
NissyことAAAの西島隆弘さんのソロプロジェクトでリリースされた「NA」。
読み方はローマ字読みで「ナ」一文字という、少々変わったタイトルです。
曲中でも「NA」がハミングのような形で登場しています。
この題にちなみ、リリース日も「なな」と読める7月7日にするというこだわりっぷり。
メロディもとても明るくて楽しい雰囲気で、どこか非日常的な印象です。
公開されたMVでも、西島さんが世界中を渡り歩いて通称「NA」ダンスを披露しています。
彼の着ている衣装は10種類以上にのぼるのだとか。
色々な場所・色々な衣装で楽しそうに踊る西島さんは超必見です!
注目したいのはこれだけではなく、世界中の人々がこの曲をスマートフォンで聴いているシーンもあります。
「音楽に国境はない」とはよくいわれますが、何故世界全体が舞台となっているのでしょうか。
実はこの「NA」は、全日本空輸(ANA)のCMソングとして起用された曲でもありました。
西島さんが色々な国を渡り歩いているのも様々な国の人々が出演しているのも、航空繋がりだからなのでしょう。
見どころ盛りだくさんのMVですが、歌詞もこの世界観に相応しいものになっています。
今回は日常を飛び出したくなる「NA」の歌詞を解説しましょう。
新しい世界へ駆け出して行こう
元から自分のいる世界にずっといると、次第に疲れてしまいます。
苦手な人と毎日顔を合わせたり、トラブルと隣り合わせな仕事だったり…。
こんな感じで、何かとストレスの多い日々を過ごす人も多いのではないでしょうか。
時には日常から飛び出して、新しい世界に行ってみましょう。
空も心もブルー?
NA NA NA NA NA NA NA NA NA NA
空はSky blue, Yes!
心はBlue, Why?
ネットに SOS!
何が見つかった?
愛のない空気 Hey!
呑まれないで ね!
君自身でチョイスしていいんだよ
出典: NA/作詞:Takahiro Nishijima・宏実・Kelly 作曲:Takahiro Nishijima・Didrik Thott・Sebastian Thott
空は快晴らしく、真っ青なようです。
爽やかなお出かけ日和ですね!
ところが、空だけでなく心までブルーな人がいました。
空が青いのは大いに結構ですが、心が青いのは「落ち込んでいる」ことの証でしょう。
その人はインターネットに助けを求めています。
内容を見てみると、この人は周りの環境に悩まされていました。
あまり良くない雰囲気なのか、そこにいるのが辛いようです。
「愛がない」って、なんだか冷たそうな気がします。
日本人は空気を読むのが美徳とされてきましたが、「これはおかしい」と思うなら読む必要なんてありません。
歌詞も「その場に呑まれないで」とアドバイスしています。
その場にいるかどうかは、自分で決めて良いのです。
選択こそが未来行きのチケット
迷い悩んで 後悔もして
今があるでしょ
その全てが 君のチケットさ
未知の世界へ Take off
出典: NA/作詞:Takahiro Nishijima・宏実・Kelly 作曲:Takahiro Nishijima・Didrik Thott・Sebastian Thott
人生は山あり谷ありで、悩んだり後悔したりすることもたくさんあるでしょう。
それらを経た先に、今の自分がいます。
恐らくSOSを出したその人も悩みながら選択し、今も悩みという選択の瀬戸際に立っているのでしょう。
もしかしたら、悩みや後悔は何の役にも立たない無駄な時間だと考える人もいるかもしれません。
しかしながら、今までの選択が積み重なって未来へと繋がっているのです。
この未来へ繋がっている様を、「チケット」と表現しているのでしょう。
未来は誰も見たことのない世界が広がっています。
チケットという新しい世界行きの飛行機に乗れば、素晴らしい未来が待っているのではないでしょうか。
ガッツ出せばいい感じ
ガッツだしていこうぜ
ほら声出して Yeah!!
GOOD VIBES ONLY!
まだまだ行こうぜ
身を任して Yeah!!
GOOD VIBES ONLY!
出典: NA/作詞:Takahiro Nishijima・宏実・Kelly 作曲:Takahiro Nishijima・Didrik Thott・Sebastian Thott
自分で決めたとはいえ、知らない世界に踏み出すのは恐怖を感じるかもしれません。
そんな時は敢えて声を出し、自分を奮い立たせましょう。
恥ずかしがることはありません。
声を出すとすっきりして、前向きな気持ちになります。
3行目と6行目の「GOOD VIBS」も「良い気分」を意味する言葉です。
「ONLY」がついているので、「ずっと良い気分」と訳せます。
このノリノリな気分に身を任せて、未来への旅を楽しみましょう。