前を向いて
望むことをやめた
誰にも言えなくなって 100年ぐらい経つ頃
元に戻れたらって 考えるのはやめたよ
出典: 白夜の日々/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
何かで悩んでも「相談しても答えが出ない」「話してもどうにもならない」と人に話す気になりません。
言ったところでどうせ分かってもらえないだろうと思うと自分の中で飲み込んでしまうものです。
そうやって一人でずっと何かを抱え込んでいるのかもしれません。
自分の中だけでずっと“たられば”を考えては「あの時に戻れたら」と願うのでしょう。
しかし過ぎた時間が戻ることが絶対的にありえないということも解っているのです。
大切なものを見つけた今は過去を想うことを止め、前向きになれている様子が読み取れます。
自分が守る
星が見えなくなった 白夜の街は今夜も
願い事をしたって 叶うあてもないけれど
今を生きるんだ それが問題だ
出典: 白夜の日々/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
“星に願いを”ということばを聞いたことがあるでしょう。
そのことば通り、星を見ると人は願い事をしたくなるものです。
しかし日が沈まない白夜では星空を見ることは出来ず、願いをかけることも出来ません。
ですが願い事をしたところで、他力本願で叶うものはないと理解をしています。
ここの歌詞から読み取れる願いは“君の幸せ”ではないでしょうか。
大切な存在を守るために生きようと前を向く姿が読み取れます。
それと同時に、大切な人を幸せにするということは容易いことではないと思い知ったのでしょう。
君に会う理由とこたえとは
いつも当たり前じゃない日々ばかりだよって
答えひとつ持って君に会いに行くよ
出典: 白夜の日々/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
自分にとって大切なのは君の存在なのでしょう。
当たり前に過ごしているこの日常もいつか突然終わってしまうかもしれません。
世界一幸福度の高い国がある中で、争いごとの絶えない国もあります。
想像出来ないですがいつどちらに転がってもおかしくないのです。
たとえ世界がどう転がろうとも心に決めたことがあるのでしょう。
思い描いていたように日々が送れないとしても自分の中で答えが決まっています。
見つけたこたえ
眩しい空が僕を軽くする
空は澄み切って 眩しすぎるんだ
出典: 白夜の日々/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
何も遮るものがなく広がる空の様子はとても眩しく見えるでしょう。
何か解決した時や新しい自分に出会えた時のドキドキに似ているようにも感じられます。
迷いがなくなった心は清々しくて、スッキリとした様子が澄み切った世界とリンクするでしょう。
生きる希望
当たり前じゃない日々ばかりだよって
答えひとつ持って 流されずに 生きるために
君に会いに行くよ
出典: 白夜の日々/作詞:菅原卓郎 作曲:滝善充
日常が急に大きく変わったら誰もが戸惑うでしょう。
当たり前とされていたことが制限されたりすると息苦しさを感じるようになります。
先行きの見えない日々は不安になって、生きる意味を見失ってしまうかもしれません。
しかし守るべきものがハッキリしていると迷いが無くなっていきます。
自分にとって大切なものは生きる上での道しるべになるからです。
先の見えない日々の中では、何かを諦めなくてはいけないときもあるでしょう。
そんな中でも、絶対失ってはいけない大切なものがあると迷わずに強くいられます。
自分に自信を持っていれば人に流されることはなくなるでしょう。
どんな世界であっても君と一緒にいるために生きることが、日々の希望になっているように読み取れます。