鎮座DOPENESSとは?

【乾杯/鎮座DOPENESS】鎮座ドープマンって誰だよ!?話題沸騰のMVと歌詞の意味を徹底解説!の画像

鎮座DOPENESS(ちんざドープネス、1981年 - )は日本のミュージシャン、ラッパー、ヒップホップMC である。東京都調布市出身。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/鎮座DOPENESS

鎮座DOPENESSといえばラップのフローが独特なことで知られています。

フローとは、ラップをしながら声に音程やアクセントをつけ、リリックを乗せるタイミングを調節して流れを作っていくテクニックです。

常にリラックスを保ちながら、突如天の啓示を受けたかのような突拍子のないフローを始めたり、強烈なパンチラインを繰り出したりと鎮座DOPENESSは変幻自在。

日本最大規模のMCバトルコンテスト「ULTIMATE MC BATTLE 2009」にて全国優勝。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/鎮座DOPENESS

誰が襲いかかってきてもひるむことなく飄々として、自分の世界に相手を引き込んでいくのが得意で、MCバトルでの優勝経験も持っています。

闘争心をむき出しにする相手とは違い、勝ち負けに固執していないところは彼の大きな魅力です。

人気フィメールラッパー、あっこゴリラとの対戦は互いの個性が生きたピースフルなラップの掛け合いとなり、YouTube上でも大変話題となりました☆

2009年
1stソロアルバム「100%RAP」を発表。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/鎮座DOPENESS

今回紹介する曲は2009年リリースのアルバム「100%RAP」収録の「乾杯」です。

ビート上で自由自在に弾ける鎮座DOPENESSのラップを、まずはお聴きください!

「乾杯」のMV

白黒テレビに映る画面。司会者から、ナイスガイで素敵な男「鎮座ドープマン」と紹介されたのはご存知、鎮座DOPENESS。

バンドメンバーと画面に登場。天を仰いでいる所をドラマーにシンバルで起こされ、さっそく笑いをとります。

七三分けされた髪型やタキシード昭和歌謡の歌手に扮装し、ユーモラスに「乾杯」を歌い、心から役を楽しんでいる様子が伝わりますね。

中盤には4人のメガネセクシーなお姉さんが登場して乾杯モードへ。

最後は正体が明かされて、Tシャツにジーンズ姿の鎮座DOPENESSが登場。

ステテコ腹巻き姿でも登場し、ひょうきんなダンスを踊ってお別れの挨拶をするのでした。

過去に習ったことがあるのか、ダンスが上手いし身のこなしも非常に軽やかですね。

それでは気になる歌詞を見ていきましょう!

「乾杯」の歌詞

某有名昭和流行歌にあやかる

乾杯 To Da Beat
酔酔す~

ダラダッタあやかった 
これまた失礼
飲んだった仕上がった 
よたよた敬礼

出典: 乾杯/作詞:鎮座DOPENESS 作曲:Juicy☆MAMA from HIFANA

冒頭の歌詞です。あやかった、と書いてありますが一体何にあやかったんでしょうか。

実際の歌では別れている歌詞をつなげてみると、その答えが明らかになります!

酔酔す〜ダラダッタ

どうでしょう?読者の皆さん、この言葉に聞き覚えありませんか?

あやかった元の有名な歌詞を下に引用しました。

チョイト一杯の つもりで飲んで
いつの間にやら ハシゴ酒
気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝
これじゃ身体に いいわきゃないよ
分っちゃいるけど やめられねぇ

ア ホレ スイスイ スーダララッタ
スラスラ スイスイスイ

出典: スーダラ節/作詞:青島幸男 作曲:萩原哲晶

「スーダラ節」スイスイ スーダララッタ「乾杯」酔酔す〜ダラダッタの部分、ほぼ一緒ですね!

「スーダラ節」(スーダラぶし)は日本の昭和期の代表的な流行歌である。ハナ肇とクレージーキャッツ、とりわけ植木等が爆発的な人気を得るきっかけを作った曲で、作詞は青島幸男、作曲は萩原哲晶による。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スーダラ節

紹介した歌詞が似ているだけでなく、衣装も、特にMVの最後で腹巻き姿で踊るシーン植木等にそっくり

そう言えば、鎮座DOPENESSが他の役者達とコミカルな動きをしながらラップしていく様子は、クレイジーキャッツの音楽コントに通じるものがあります。

曲のお題も「お酒」で共通。

これで、あやかったという歌詞の謎が解けましたね!

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