西成の兄弟と誓った
この景色のその先だった
TheBOSSと札幌で笑った
戦友ってことは分かった
アニキが富士山に立った
俺はでなけりゃよかった
あの景色見たらもう前に進むしか無い
くだらない迷いはもう踏みつぶしたぜ
出典: あの頃じゃねえ/作詞:般若 作曲:CHIVA from BUZZER BEATS
様々な思い出がフラッシュバックします。
ZORNと同じく昭和レコードに所属するSHINGO☆西成。
やはり般若と同じ価値観を抱く同胞です。
かつて東京のラッパーを敵視していたTha BLUE HERBのThe BOSS。
彼ともラップで交流を深めました。
富士山麓でのオールナイトライブでは共にステージを共にした長渕剛。
アニキとは長渕剛を指しています。
尊敬できる仲間との出会いは般若に残っていた迷いを吹き飛ばすほどに強烈だったのでしょう。
全ての出会いと経験に捧げる感謝
十 ゼロくらい不利だぜ
媚び売るのだけは無理だぜ
1000人とか100人とかキャパすら関係ねえ
目の前のお前に聞かせる答え
同じ 時代生きてて ありがたい
全て 感謝 般若
出典: あの頃じゃねえ/作詞:般若 作曲:CHIVA from BUZZER BEATS
いつだって10対0の大ピンチ。
般若は常に自身をその状態に追い込みます。
自信がない、才能もない、生まれた時からハンデを背負い続けたことも含めて...。
だから般若は何時如何なる時も120%の本気でぶつかります。
「客が少ないライブこそ面白い」
「見ず知らずの職人に褒められて嬉しかった」
2018年の楽曲「何者でもない」でもそう歌い続けています。
十 ゼロくらい不利だぜ
皆も言うよ 無理だね
日本人な まじだせえ
ありがとう 飽きたぜ
この想像の上 現実と夢
狭間埋める 自分にベット
必ず出来る あの頃じゃねぇ
一番強いのは今だぜ
出典: あの頃じゃねえ/作詞:般若 作曲:CHIVA from BUZZER BEATS
様々な挫折を乗り越え般若が辿り着いた境地。
それが「あの頃じゃねえ」です。
出会ってきた全ての人々、挫折した経験。
それらすべてに「ありがとう」と感謝を捧げます。
アニキと慕う長渕剛が立った武道館のステージ。
2019年、ようやくその舞台に到達しました。
50才、60才になっても世間に中指を突き立てる般若。
そんな姿が目に浮かぶようです。
最後に
今回は般若の2016年の楽曲「あの頃じゃねえ」を紹介しました。
そこには生々しいほどに自身の半生を綴った自叙伝が残されていました。
挫折や嫉妬にまみれた若き日の自分。
夢を諦めずに努力を重ねることで出会ってきた仲間たち。
般若はそれら全てに「ありがとう」と感謝の気持ちを綴りました。
100の失敗が1つの成功に繋がること。
感謝を忘れないこと。
そんな大事なことを教えてもらえたような気がします。
関連記事のご紹介
最後にOTOKAKEに掲載されている般若の関連記事をご紹介します。
「あの頃じゃねえ」同様自身のルーツを振り返った名曲「家族 feat.KOHH」。
般若とKOHHの共通の生い立ちが描かれた感動作です。
【家族 feat. KOHH/般若】実話を描いた衝撃作!二人の家族と生い立ちを描く歌詞の意味を解釈! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
父親への壮絶な憎しみを表現した「家族 feat. KOHH」。般若とKOHHの実話を綴った過激な曲!「怒り」と「許し」をテーマにした深いリリック(歌詞)を徹底的に解釈しています!
Dungeon MonstersのMONSTER VISIONがすごい!歌詞の意味を徹底研究! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
テレビ朝日で2015年から、毎週深夜に放送されている即興ラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」が今アツい。Dungeon Monstersは同番組の威厳を守る7人の強豪ラッパー「モンスター」で構成された7人組。ちゃんとラップもいける!という意思表示である「MONSTER VISION」の歌詞を紐解きます。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね